Plug and Play Japan、スタートアップ向け海外展開支援プログラムのファイナリスト10社を発表

　Plug and Play Japanは、独立行政法人日本貿易振興機構（ジェトロ）との連携によるスタートアップ向け海外展開支援プログラム「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム」において、「Global Preparationコース」の最終フェーズを通過したファイナリスト10社が決定したことを2月2日に発表した。

　ジェトロは、内閣府、経済産業省とともに国内スタートアップ・エコシステムの発展を目的に、内閣府が選定したスタートアップ・エコシステム拠点都市を中心としたスタートアップ向け海外展開支援プログラム「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム」を展開している。

　海外のトップアクセラレーターと連携する同プログラムにおいて、昨年に引き続きPlug and Play Japanはグローバル展開の基礎知識習得や海外市場展開の意欲向上を目的とする「Global Preparationコース」を受託し、50社の採択スタートアップを支援してきた。

　プログラムはPreparationフェーズ（9月～10月下旬）、Accelerationフェーズ（11月上旬～1月下旬）、Extensionフェーズ（1月下旬～2月中旬）の3段階で構成されており、次のフェーズに進むための段階的な審査が行われる。最終フェーズとなるExtensionフェーズに選ばれた10社は「Startup City Acceleration Program - Global Preparation DEMO DAY」にて成果発表の場が設けられる。

　Extensionフェーズ通過採択スタートアップ一覧（50音順）は以下の通り。

• 株式会社iDevice：顔の形に合わせて変形して快適なフィットと皮膚傷害を予防する人工呼吸器用マスクを提供
• 株式会社eve autonomy：自動運転技術を活用した、工場向けの自動搬送サービスを提供
• 株式会社Simplee：女性活躍、子育てを中心にDX、業務最適化を届ける企業向け人的資本向上管理ツール
• 株式会社スキーデイ：スノーリゾートとスキーヤー・スノーボーダーをつなぐグローバルなマッチングプラットフォームを提供
• 株式会社Space Power Technologies：リモートワイヤレス電力伝送技術で必要な時に必要な電力を必要な場所へ届ける
• 株式会社センシンロボティクス：産業用ドローン、カメラ、スマートデバイスなどを活用した業務ソリューションの提供
• 株式会社ユニバーサル・バイオサンプリング：血液デジタル検査プラットホーム、UBiSSを規格化、ブランド化し、国内、海外展開
• Qolo株式会社：下肢障害者の機能改善と自立を支える起立リハビリ機器と立位モビリティ機器を提供
• SUSHITOPMARKETING株式会社：NFT配布によるマーケティングソリューションを提供
• DAC-NOTE株式会社：橋・ダム・プラントなどのインフラメンテナンス現場のDXを実現するアプリ・クラウドサービス

　「Startup City Acceleration Program - Global Preparation DEMO DAY」はオフラインとオンラインで開催される。参加費用は無料。開催日時は2月22日の10時～12時（開場9時30分）。オフラインの会場はSHIBUYA QWS（東京都渋谷区渋谷）で、オンラインはZoomを使用して行われる。参加にはイベントページからの事前申し込みが必要となる（当日の申し込みも可）。