アナリティクス・ソリューションを提供するSAS Institute Japanは、「Forrester Wave:Customer Analytics Technologies, Q2 2022(英文)」(2022年第2四半期の顧客分析テクノロジー調査)にて、SalesforceやAdobeとともに、顧客分析テクノロジー・プロバイダーのリーダー企業3社のうちの1社として選出された。
評価は、3つの基準(現在の製品・サービス、戦略、市場での存在感)を含み、SAS Institute Japanの「SAS Customer Intelligence 360」は、12社の主要ベンダーの中で「現在の製品・サービス」においてもっとも高いスコアを獲得し、合計19項目で最高スコアを獲得した。
今回の結果を受け、SASのマーテック・ソリューション・マーケティング責任者であるジョナサン・モランは、「今回の評価でリーダー企業に選ばれたことは、SASが分析におけるイノベーションと運用化、そして世界中の組織のあらゆる部門に顧客に関するインサイトを創造し、提供することへの変わらぬ重要性を物語っていると考えています」と述べた。
「SAS Customer Intelligence 360」が、最高スコアを獲得したのは以下の項目。
「現在の製品・サービス」カテゴリー
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顧客データ管理項目のうち3項目
- 顧客データの充実度
- データの準備と変換
- データの豊かさ
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アナリティクスの12項目中7項目
- ダイナミックな顧客セグメンテーション
- 顧客傾向分析
- ネクスト・ベスト・エクスペリエンス分析
- 製品推奨度
- テキスト分析/NLP(自然言語処理:Natural Language Processing)
- 画像・映像・音声解析
- カスタマイズ分析
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アクションと有効化の3項目中2項目
- 意思決定
- 最適化
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ユーザビリティの2項目中1項目
- データの可視化とダッシュボード
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ガバナンスと倫理の2項目
- モデルモニタリング
- プライバシーと倫理
「戦略」カテゴリー
- 製品サポートとサービス
- パートナーエコシステム
「市場での存在感」カテゴリー
- 収益
- 顧客数
SASは、ビジネス全体の変化するシグナルに基づいて、統一された顧客プロファイルを監視・更新する顧客管理に関するサービスを提供している。顧客プロファイルは、複数のユーザータイプやペルソナの情報を提供し、部門を超えたエンゲージメントアクションに影響を与える。顧客プロファイルを実際に確認できることで、顧客はブランドと接する場所を問わずスムーズな導線を構築し、評判と収益を向上させることができる。
現在のマーケティング動向において、統合された顧客体験を生み出すために、顧客に関して包括的かつ詳細に理解するためには、アナリティクスが不可欠。従前からある分析機能がコモディティ化する中、「SAS Customer Intelligence 360」は経営的・俯瞰的視点から日々のマーケティング活動のための顧客行動レベルのきめ細かい洞察まで、あらゆる視点・ニーズに応えられる高度な分析機能に進化を遂げており、差別化を図っている。
マーケティング・チャネルは、従来互いに独立して運営されてきた。しかし、これらのチャネルが異なるSaaSソリューションにそのまま移行されると、顧客体験が混乱し、それに伴い収益も減少する。「SAS Customer Intelligence 360」は、洗練されたアナリティクスで、統一されたオムニチャネルでのカスタマージャーニーを実現する。
個別サービス/ソフトウェアの中で各マーケティング・チャネルのカスタマージャーニーを管理すべく、それぞれのデータ、コンテンツ、スケジュール、システム間結合を経ようとした場合、別々のSaaSソリューションへの移行および統合運用に苦労されるだけでなく、従来の独立した運用は進歩の障害となる可能性がある。「SAS Customer Intelligence 360」は、統一されたデータ管理と顧客分析機能を通じて課題解決を目指す。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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