テックタッチは、マネーフォワードが提供する電子契約・契約書管理サービス「マネーフォワード クラウド契約」において、同社が提供するノーコードでガイド・ナビゲーションを設置可能なSaaS「テックタッチ」が採用されたことを、11月10日に発表した。プロダクト数が20種類以上あるSaaSベンダーにおけるテックタッチの導入は、今回が初となる。
テックタッチは、画面上でナビゲーションを表示することで業務内容を案内でき、多数ある入力項目のうち必要箇所のみをハイライトするといった、ユーザーが抱えるエンドユーザーのWebシステム利用の習熟・システムの高度活用につながるSaaSとなっている。
マネーフォワード クラウド契約は、契約書の作成から契約のワークフロー申請・契約締結・保管をクラウドにて管理することが可能な電子契約・契約書管理サービスだが、多機能であるためユーザー企業の担当者が初期設定を行うオンボーディングに多くの期間を要したり、問い合わせ数の増加によってカスタマーサクセス工数が逼迫したりといった課題を抱えていた。また、機能を十分に使う前段階で解約に至ってしまうケースもあり、契約プランごとに異なる運用や最適なサポートに対応するための仕組みづくりが求められていたという。
マネーフォワード クラウド契約へのテックタッチの導入にあたって、マネーフォワードの同製品担当者は、使いやすさやナビゲーションのわかりやすさに魅力を感じ、ナビゲーションを活用することでユーザー企業の担当者が自身で操作方法を理解できるのではないか、という具体的なイメージが持てたことが決め手となった、と語っている。
今後は、「テックタッチ アナリティクス」の活用によって、システムの利用状況や担当者が操作につまずいているポイントなどを可視化し、システムUIやガイド・ナビゲーションの改善につなげていく。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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