Sprocketは、iOSやAndroidのネイティブアプリ内で、ポップアップによるマルチステップ型の接客を可能にする「Sprocket App」の提供を、12月19日に開始した。
Sprocket Appは、アプリを利用しているユーザーの行動データをリアルタイムに分析して、ユーザー1人ひとりにとって最適なアプリ内メッセージを配信できる。画面の閲覧、スクロール、タップといった行動データを組み合わせることで柔軟にセグメントを作成し、ユーザーの疑問や悩みを解決してアプリにおけるコンバージョン最適化を実現する。
Sprocket Appの機能追加によって、ネイティブアプリとWebサイトを横断して、カスタマージャーニーマップに沿った接客シナリオが実現可能になる。CRO(コンバージョン率最適化)プラットフォーム「Sprocket」の特徴でもある、マルチステップ型のポップアップを利用することによって、選択肢を分岐させたりアプリ内機能の使い方を順番に説明したりといった、ストーリー性のある接客もできる。
アプリのコンバージョン最適化に必要な機能を備えており、各種行動データのリアルタイムな計測、細かなターゲティング、多彩なポップアップ、A/Bテスト、外部連携、マルチステップ型の接客といった、従来のSprocketが備えている主要な機能をアプリでも利用可能になる。セグメントに利用できる行動データの例は、以下の通り。
- 画面の閲覧
- 画面のスクロール
- 画面内の要素のタップ
- ログイン/ログアウト
- カート追加
- お気に入り登録
- 購入 など
Sprocketでは、累計5万回を超えるA/Bテストの結果から、あらゆる業種やサイトにおけるコンバージョンメソッドを蓄積しており、専任のコンサルタントがアプリ内体験の分析から仮説の立案、シナリオの企画、設定、効果検証までを代行して、コンバージョン改善の成果にコミットする。社内に知見やリソースが足りない場合でも、導入直後から精度の高い施策を実施できる。
さらに、アプリとWebのユーザーを紐づけることで、デバイスを横断した接客体験を実現する。具体的には、日中にスマートフォンのアプリで商品を検索してお気に入りに登録し、帰宅してからパソコンのブラウザでWebサイトを訪れるようなケースでも、Webサイトやアプリ内の行動データを連携することによって、ユーザーの心理や購買意欲に合わせてパーソナライズした接客を可能にしている。
Sprocketは、オンライン上のユーザー行動をリアルタイムに解析し、ユーザーごとに最適なコンテンツを最適なタイミングで届けるCROプラットフォーム。サイト・アプリの課題発見から施策実施、分析まで、PDCAを回せる機能が揃っている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア