エイトレッドは、上場SaaS企業の30プロダクトを対象にリテンションレート(利用継続率)を調査し、その平均値に対し、同社が開発・提供する「X-point Cloud」の2022年度月次利用継続率が99.86%と高い水準を記録したことを発表した。
同社は、稟議書をはじめとした社内申請・承認業務の電子化を行うワークフローシステム「AgileWorks(アジャイルワークス)」「X-point(エクスポイント)」およびワークフロークラウド「X-point Cloud(エクスポイントクラウド)」を開発・提供している。
同社では、上場SaaS企業の30プロダクトを対象に、2023年3月末時点に公開されている決算説明資料でのチャーンレート(解約率)をもとに独自にリテンションレート(利用継続率)を調査した。その結果、全30プロダクトの月次利用継続率の平均値が99.21%であったのに対し、「X-point Cloud」の2022年度月次利用継続率は99.86%と極めて高い利用継続率となった。これは、上場SaaS企業プロダクトと比較してトップクラスの利用継続率であると言える。
同社のユーザーサポートは専用サポートサイトの提供にとどまらず、製品導入前の無料トライアル支援のほか、多様なニーズに応えるためメールや電話、チャットボットなどの幅広いサポートチャネルを用意して顧客の日常運用を支援してきた。
そして近年では、オンボーディング活動(契約した顧客をシステム運用開始までフォローする活動)やリテンション活動(ユーザー間の情報交換を目的とした情報交換会の主催や、さらなる活用を促す運用管理者ミーティングの実施を通じた活用促進活動)といったカスタマーサクセス活動に継続的に注力したことにより「X-point Cloud」の月次利用継続率が2021年度は99.60%だったのに対し、2022年度は99.86%と0.26%向上した。このように、顧客に寄り添ったさまざまな活動が顧客満足度やサービス定着率の向上につながった。
これらのユーザーサポートおよびカスタマーサクセス活動に取り組み続けた結果、顧客満足度が高いIT製品を表彰する「ITreview Grid Award 2023 Spring」において同社の「X-point Cloud」および「AgileWorks」が5期連続となるLEADERを受賞した。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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