日本サブスクリプションビジネス振興会は、サブスクリプションビジネスのさらなる活性化を目指して、「サブスクリプション・サービスにおける料金額の適正化に関するガイドライン」を制定することを、4月20日に発表した。同ガイドラインの制定の先立ち、その概要を公開している。
同ガイドラインは、サブスクリプションサービスにおいて、解約の仕方がわからない、消費者が過剰な料金の負担を求められるといった不測の不利益を被るなどのことがないよう、同振興会の会員である事業者に対して事前に一定のルールを定めることで、消費者の安全を図るとともにサブスクリプションサービスのさらなる健全な発展を目的として制定される。
同ガイドラインでは、契約前から解約後に至るまでサブスクリプションサービスを提供する事業者に対して、契約金額総額や最低利用期間、解約条件の提示といった、消費者が安心して利用するためのルールを遵守することを義務付ける。とりわけ、非デジタル系サブスクリプション(モノのサブスクリプション)のうち、月額利用料金が対象商品の定価(消費税などを含めた価格)を下回るサービスについては、消費者が過剰な料金の負担を求められるなどの社会問題となっており、今後不測の不利益を被ることがないよう、一定のルールを定めている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア