LINEは、同社の運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の男女を対象に実施した「Threads(スレッズ)」の認知率や利用意向などに関する調査結果を、7月19日に発表した。同調査は、全国の15~69歳の男女に対して、7月14日~16日の期間に行われ、1056名から有効回答を得ている。
調査対象者に、Threadsについて知っているか、使ったことがあるかを尋ねたところ、Threadsを「知っているし、使ったことがある」は5.7%、「知っているが、使ったことはない」は43.9%となり、これらを合わせた割合であるThreadsの認知度は約5割を占めた。性年代別では、認知しているのは男女とも10代・20代で5~6割に達し、他の年代では60代の女性(2割台)を除いて4~5割の認知となっている。利用経験(「知っているし、使ったことがある」)は、男女とも10代が他の年代より高く、10代の男性では18.9%、10代の女性では14.3%に達した。
Threadsについて説明した上で、Threadsを利用したいと思うかを尋ねた質問では、「どちらともいえない」が約3割でもっとも多く、「ぜひ利用してみたいと思う」(5.4%)と「機会があれば利用してみたいと思う」(24.0%)を合わせた「利用意向」は約3割となっている。一方で、「あまり利用してみたいと思わない」と「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた割合は約4割を占めた。性年代別では、10代の男性で「ぜひ利用してみたいと思う」が2割台と他の年代よりもやや高い。10代・20代の女性では「機会があれば利用してみたいと思う」が3割台に達し、男女ともに若年層を中心に利用意向が高い傾向となっている。
現時点での利用経験者は5.7%ながら、利用経験者の今後の利用意向をクロス分析すると、「ぜひ利用してみたいと思う」(53.3%)と「機会があれば利用してみたいと思う」(21.7%)を合わせた「利用意向」は7割台に達した。
Threadsについて、利用意向がある人からはその理由として、新しいSNSへの興味やTwitterの制約などを挙げる意見が多く寄せられている。一方、利用意向がない人からは、機能面の不足やSNS自体への関心のなさ、これ以上使うSNSを増やしたくない、といった意見がみられた。
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