はじめに
株式会社RevComm(レブコム)のプロダクトマネージャーの吉井です。RevCommは音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」、AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings」、オフライン(対面)の商談を可視化する「MiiTel RecPod」を開発・提供しています。
RevCommでは、2023年5月からドキュメント管理ツールとして「Notion」を全社に導入しました。本連載では、プロダクトマネージャーとしてプロダクト開発にNotionを活用し成果が出たポイントについてご紹介します。
プロダクト開発プロセスとNotionの活用領域
現在プロダクトマネージャーは5名体制で、機能別に担当を分けています。プロダクトマネージャーは担当する機能ごとに、
- 顧客からの要望
- 社内からのアイデア
- プロダクトチームで策定しているプロダクトビジョン
などをもとに開発要件を洗い出し、優先順位付けを行い、半期ごとに開発計画を立てています。
開発プロセスの中でNotionを活用しているのは下記4点です。
Notionを活用したプロダクトフィードバックの仕組み化
今回の記事では上記のNotion活用領域の中から、Notionを活用したプロダクトフィードバックの仕組み化(Customer’s Requestの運用)について紹介します。
RevCommが開発・提供するMiiTelは、顧客の声に基づいた機能アップデートを頻繁に実施しています。直近半年間では約80件の機能リリースやアップデートを行いました。
プロダクトチームでは、開発したプロダクトの振り返りを次につなげ、ビジネス部門の各チームがMiiTelの価値を届けやすい体制を構築するために、顧客の声を重視しています。また、社員も自社プロダクトであるMiiTelを活用して顧客対応や社内会議を行っている点も特徴で、所属部門に関係なくプロダクトに対する意見や要望を伝えるフィードバック文化があります。RevCommでは、プロダクトローンチ当初から「Customer’s Request」というプロダクトフィードバックを投稿する取り組みを実施しています。フィードバック投稿を活性化させるための取り組みや、投稿された要望の管理方法について具体的にご紹介します。