Meltwater JapanとWe Are Socialは、世界のソーシャルメディアとデジタルトレンドに関する最新の年次報告書「Digital 2025」を2月7日に発表した。同報告書は英語だが、全編インフォグラフィックにて構成されているため視覚的に情報が理解できる。
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Digital 2025によれば、世界のSNSユーザー数は現在52億4000万人で過去12か月で4.1%増となっており、インターネットユーザーは毎日平均2時間21分をソーシャルメディアの利用に費やしている。
また、成人のSNSユーザーの半数がブランドについてのリサーチのためにSNSを利用しており、その数字は2024年から増加傾向にある。成人のSNSユーザーによる、プラットフォーム上でのブランドについてのリサーチは、1位がInstagram(62.3%)、2位がFacebook(52.5%)、3位がTikTok(51.5%)だった。アクティブなSNSユーザーの22%%がSNS上でインフルエンサーや有識者をフォローしている中で、16〜24歳の女性ではこの数値が30.8%に跳ね上がっている。
YouTubeは、2025年においてもっとも利用されているSNSプラットフォームであり、アクティブユーザーベースは2位のWhatsAppを16%上回り、Facebook、Instagram、TikTokとともにトップ5を占める。グローバルでは、「お気に入り」のSNSプラットフォーム1位がInstagram(16.6%)、2位がWhatsApp(16.0%)、3位がFacebook(13.1%)となっている。
AndroidでTikTokを利用するユーザーは、2024年11月に平均35時間をアプリ利用に費やしており、2024年8月〜11月の期間に平均月間使用時間が約2時間増加した。「#FYP」のタグが付いた66億のTikTok動画は、2024年だけで合計24兆回の視聴を記録している。
新興プラットフォームでは、Threadsの月間アクティブユーザー数が3億2000万人で、うち1億人以上が毎日アクティブであり、2024年末に「アクティブユーザー成長」ランキングのトップに立った。
デジタルチャネルは現在、世界の広告投資の72.7%を占めており、オンライン支出は2024年に7900億ドルを超え、前年同期比で10.3%(740億ドル)増加している。また、デジタル広告支出は2019年以降で2倍以上に増加した。デジタル領域内では、SNS広告支出が2430億ドルに達し、前年同期比で15%増加している。世界のインフルエンサーマーケティング関連の支出は前年同期比で14%増となり、年間投資額は現在350億ドルに達した。
そのほか、ChatGPTは2024年9月〜11月の期間、モバイルアプリの月間アクティブユーザー数が2億5000万人を超えている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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