mtc.は、プロジェクト進行の際に顧客像を共有するために用いられるペルソナの新しい表現方法として、専門家による調査分析を用いた「多次元ペルソナ」を開発し、商標登録したことを12月21日に発表した。
一般的なペルソナは、あくまでも「売る側」の視点でつくられており、自社が仮説をたてて想像で生成した存在だが、多次元ペルソナは「顧客」を中心に考え、顧客像を徹底的にクリアにすることで、実在するユーザーが本当に求めている情報を施策として届けることを目的としている。
多次元ペルソナの制作にあたっては、専門の資格を持った同社のリサーチャーが適切に行い、調査設計から分析までをプロが行うことによって、歪みがなく精度の高いペルソナを作成できる。作って終わり、ということがないよう、戦略の策定や施策に落とし込むところまでを見据えたペルソナを作成し、プロジェクトメンバー内のユーザー像をすり合わせるための、ワークショップ開催にも対応する。
なお、多次元ペルソナでは一般的なペルソナとは異なり、“顧客を深く理解するために必要なのはプロフィール情報や表層の感情ではなく、表面では言い表せていない本質の気持ちを明らかにすることだ”との考えから、詳細なプロフィールを作成することはない。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア