Relicは、AI×プロフェッショナルのハイブリッドによる次世代型出版レーベル「Relic Publishing(レリック・パブリッシング)」を、7月17日に立ち上げた。同レーベルは、Relicが掲げる「1人1冊・1事業」構想のもと、社員1人ひとりが自身の実践知や思想を社会に発信して、組織の知的資本として可視化していく取り組みの一環として設立されている。

「1人1冊・1事業」構想は、Relicが創業以来目指している「すべてのメンバーが事業家であり専門家/有識者である組織」を実現すべく築いてきた、社員1人ひとりが自身の思想や経験、専門性を活かして事業を構想・推進(=1人1事業)して、それらを社会と共有(=1人1冊)していく文化を制度として明文化し、組織に実装する戦略的な取り組み。
Relic Publishingは、その中核を担う仕組みとして設計され、社員の知見や実践知を「書籍」として明文化・体系化し、社外への発信やナレッジ資産化を促進する役割を担う。生成AI技術を執筆・編集・デザインといった創作工程に導入することで、短期間・低コストの出版スキームを革新し、「知の流通」を最大化することによって日本の新規事業開発を加速させることを目指して、イノベーション創出に資する知的資本の価値を社会に届けていく。
同レーベルの第1弾書籍として刊行された『新規事業の「実行」を加速する出島共創戦略——大企業のイノベーションを構造化する革新的メソッド』(奈良一弘氏、山下由佳理氏・著)は、すでに50件を超える事業創出実績を築いてきた出島共創スキーム「DUALii」によって支援し、培ってきた知見を体系化した。大企業における新規事業推進が停滞する背景にある「構造的な実行力の欠如」という課題を明示するとともに、それを克服するための具体的なアプローチとして「出島共創スキーム」の全体像と実践知を公開しており、従来の抽象化された方法論では届かなかった「実行の最前線」に踏み込む内容で、イノベーション創出に携わる多くの人にとっての、実践的な手引きとなることを目指している。

同書はAmazon Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)などで販売され、税別価格は1500円。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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