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2024年12月5日から6日にかけて開催された「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」。今回は「QUEST.(探求)」というイベントテーマで、オンラインとオンサイト(現地)で開催され、3000名近い視聴者が参加しました。現在、アーカイブ動画が公式のYouTubeチャンネルで公開されていますが、いくつかのセッションについて、イベントレポートの形式でご紹介させていただきます。ぜひ講演動画と併せて参考にしてみてください。

最新記事

信頼貯金からアジャイル適用、そしてプラットフォーム戦略へ──三菱重工業のデジタル内製組織の取り組み

 エネルギーやプラント・インフラをはじめとする幅広い製品を展開する三菱重工業では、全社規模でのデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる。その中心的な役割を担うのが、各事業部門を横断してDXを支援するデジタル内製組織だ。この組織でプロダクトオーナーを務める武智博人氏は、2024年12月5日に開催された「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」に登壇し、大企業特有の課題に直面しながらも、全社支援組織として成果を上げるための実践例を紹介した。

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累計2000万ユーザーが使うタップルが明かす、開発効率を最大化させる「検証」と「資産化」 の2つの視点

 恋活・婚活マッチングアプリを提供する株式会社タップル。累計2000万人以上のユーザーを支援してきたプロダクト開発において重視されているのが、同社の造語である“検証”と“資産化”だ。“検証”は新しい機能などを開発してユーザーに届けること、そして“資産化”は開発を伴わずに運用によってサービスの価値を高めていくことだという。それらを踏まえつつ、短期的・長期的、双方の視点から見た組織変革と戦略について、Braze株式会社の紺野賢氏を聞き手役に株式会社タップルの高橋優介氏が紹介した。12月5〜6日に開催された「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」での講演をお届けする。

100人規模の組織でもスピードを失わない──ログラスが実践する「合議ではない」集合知型のチームづくり

 プロダクト開発ではスピードの追求が重要だが、チームが拡大すると「考える人」と「実行する人」に分断され、速度が損なわれたり足並みが揃わなくなったりする課題が生じる。この解決には、明確なプロダクト戦略と適切なチームの巻き込みが必要だ。2024年12月5日に開催された「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」では、株式会社ログラスの執行役員CBDO斉藤知明氏が登壇し、合議に頼らず集合知を活用して納得感のある戦略を構築することで、チーム全体の推進力を高めた自身の経験を共有した。

プロダクトマネージャーの意思決定を揺るがす「4つのバイアス」と、シリコンバレー流の対処法

 プロダクトマネージャーは、十分な情報がそろっているか否かに関わらず、さまざまな規模の意思決定を求められる。プロダクト成功に大きな影響を与える意思決定の質を高めるためには何を意識すべきなのか。2024年12月5日に開催したイベント「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」においてLinkedInのシニアプロダクトマネージャーである曽根原春樹氏が登壇し、意思決定の際に陥りがちな落とし穴をひもときながら、シリコンバレーで実践されている意思決定手法について解説した。

「アジャイルかウォーターフォールか」で対立しない、大企業とベンチャーの文化の差を越えるメタ認知の視点

 株式会社Wellnizeは、食品会社大手の明治と、デジタル系ベンチャーのCo-Lift、ゲキジョウの3社で設立された共同事業会社だ。協力して新たな価値の創出を目指す中で、CEOを務める木下寛大氏は「文化が異なる利害関係者同士の調整に四苦八苦し、『メタ認知』の重要性に気づいた」と語る。その理由と方法とは、どのようなものなのか。12月5日〜6日に開催された「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」での講演をレポートする。

新たな事業戦略「スイングバイIPO」──プロダクト開発での大企業とスタートアップ両者のメリットとは?

 データエンジニアリング専門のスタートアップである株式会社フライウィールは、2023年3月にKDDIと「スイングバイIPO」を見据えた資本業務提携を締結した。そのような両社のキーパーソンが「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024」に登壇。互いにどんな思惑や戦略があったのだろうか。スタートアップと大企業が連携する意義や、プロダクト開発への影響について、それぞれの視点で赤裸々に語った。

「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024」、アーカイブ動画をYouTubeチャンネルで公開

 プロダクトマネージャーカンファレンス実行委員会は、「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」で行われたセッションのアーカイブ動画を、公式YouTubeチャンネルで一般公開した。

「pmconf 2024」が開催。QUEST.(探求)をテーマに実践的な学びの場の提供を強化

 「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024」の開催が12月5日に始まった。今年は、ハイブリッドで実施された昨年と異なり、初日はオンライン、2日目は現地(オンサイト)と、2日間に分けての実施となる。