モリサワは、コラボレーションインターフェースデザインツール「Figma」向けのフォントプラグイン「PMF by Morisawa Fonts」を、2月21日にリリースした。同プラグインによって、Figma内でモリサワの多彩なフォントを利用可能になる。

今回、リリースされたPMF by Morisawa Fontsは、同社の提供するフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」のライセンス契約がなくても、Figma上でフォントが使える無料プラグインで、UI/UXデザイナーやコミュニケーションデザイナーが、プロトタイピングやデザインシステム策定前のフェーズにおいて、Morisawa Fontsが提供する多彩なフォントを活用できる手法を提供する。
具体的には、Figma上で「UD新ゴ」「リュウミン」「ゴシックMB101」といった、デザインの現場でよく用いられる定番フォントが無料で使える。また、パス化機能によってフォントライセンスの契約なしでも編集やコラボレーションが可能になる。
あわせて、字間やプロポーショナル調整といったタイポグラフィ設定に対応するほか、縦書き機能(β版)を搭載することでリール動画や縦型コンテンツ向けのデザインもサポートしている。
さらに、Figma上でテキストをSVGとしてパス化でき、デザインの調整後に元の状態へ復元可能なので、フォント環境が異なるチーム間でもスムーズなコラボレーションを実現する。
おもな利用シーンとしては、UI/UXデザインにおけるデザインシステム策定前のフォント検証や、プロトタイピングでのタイポグラフィ調整、コミュニケーションデザインにおけるバナーやSNS投稿、プレゼン資料といったブランドのトーンに合わせたフォント選定、Webサイトのデザインモックアップにおける、見出しやタグラインへのフォント適用による完成イメージの視覚的な表現などを想定している。
提供書体は以下の通り。
- リュウミン L-KL
- じゅん 101
- ゴシックMB101 L
- UD新ゴ L
- UD黎ミン L
- UD新ゴ コンデンス80 L
- 虹蛸天国
- ボカッシイG
利用にあたっては、FigmaコミュニティからPMF by Morisawa Fontsをダウンロードする必要がある(無料)。
この記事は参考になりましたか?
- ProductZineニュース連載記事一覧
-
- 「CULUMU」、感情ベースのデザイン思考を活用した「AIUXワークショップ」を3月から提...
- モリサワ、「Figma」上で同社のフォントを使えるようにする無料プラグインをリリース
- note、コンテンツをAI学習した対価をクリエイターに還元する実証実験を開始
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア