Relicホールディングスは、AI駆動型スタートアップスタジオ「SenQ AI(センカイ)」を、同社の戦略子会社として設立したことを、8月4日に発表した。同社の設立により、バイブコーディングをはじめとしたAI駆動開発によるプロダクト開発と事業創出を同時多発的に推進していく。

SenQ AIは、Relicグループの目指す「すべてのメンバーが事業家であり専門家/有識者である組織」のための実践拠点となる。Relicグループ内で掲げられている「1人1冊・1事業」構想の取り組みをより加速させるため、生成AIを活用したバイブコーディングや、ノーコードによる「1か月1プロダクト」の開発体制、スピーディな事業検証、プロダクトのスピンアウト・法人化といったプロセスの整備を担う。
具体的には、
- 1か月1プロダクト体制の確立:ノーコード開発ツールおよび生成AI技術を活用した、企画から開発・実装までのサイクルを大幅に短縮し、迅速かつ柔軟なプロダクト創出を可能とする開発体制の確立
- 多様なEXITスキームの構築:黒字化の達成後に、事業の拡大(スケール)や売却といった柔軟な出口戦略(Exit)を選べるようにする仕組みの構築
- 「非エンジニアの挑戦」を後押し:開発支援テンプレートやガイドラインを整備し、それらを通じて専門的な技術知識を持たない社員でも開発業務や意思決定プロセスに主体的に関与できる環境の構築
- 出版レーベル「Relic Publishing」との連携:出版と事業開発の両面にまたがる取り組みを通じて、「専門家/有識者であり事業家である」人材の創出と育成に向けた基盤づくりの推進
といった価値を、社会および企業に対して提供していく。生成AIやノーコードの活用に不慣れな企業には、開発支援・研修支援といった支援機能もあわせて提供することで、技術の定着・活用を広く後押しする。
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