プレイドは、2024年9月からオープンβ版を提供していた、誰でも手軽にWebサイトを分析できるAIアナリティクス「Wicle(ウィクル)」正式版の提供を、8月5日に開始した。

Wicleは、素早く手軽にユーザー分析を始められ、深いユーザー理解を可能にすることで誰もがプロダクト改善活動を続けられるプロダクトアナリティクスを目指している。今回の正式版公開にあたっては、機能強化としてAI分析機能である「AIインサイト」と「ダッシュボード」が実装された。
新機能であるAIインサイトは、実数ベースの重要指標を可視化したダッシュボードから、最新AIモデルがWebサイトの変化を検知して、要因を解析してくれる。
同じく新機能であるダッシュボードでは、タグを設置するだけでアクセス数、流入チャネル、コンバージョン数、来訪頻度、ページごとのUU数といった、主要な指標を自動的に可視化する。コンバージョンに至るまでのユーザー行動を設定することによって、重要な行動経路における離脱状況の把握も容易になる。また、AIインサイトだけでは捉えきれないコンバージョンまでのプロセスも、他の分析機能と組み合わせてユーザー行動を再現することで深掘りできる。
AIインサイトとダッシュボードのおもなユースケースとしては、流入チャネル・コンバージョン・来訪頻度といったデータを過去比較してAIが特徴的な変化や要因を言語化、広告流入ごとの行動傾向をダッシュボードで可視化してAIが課題と対策を言語化、ダッシュボードで全体状況を把握した上で、コンバージョンした/していない、滞在時間は長いがコンバージョンしていないといった各種条件に応じた、ユーザー1人ひとりの行動の詳細な把握、などを想定している。
今後は、コンバージョンレートの改善やプロダクト利用におけるUI/UX課題、ユーザーに継続的に使ってもらうためのインサイトの抽出と具体的な改善施策などをより深く・より簡単に導き出すための、データモデルやAIエージェント機能を拡充していく。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア