LayerXは、同社の代表取締役CTOである松本勇気氏が執筆した、生成AIの企業導入に関する実践書『生成AI「戦力化」の教科書』(日経BP・刊)が、10月24日に刊行予定であることを発表した。税込価格は2750円を予定している。

同書は、松本氏がソフトウェアエンジニアおよび経営者として、12年にわたってさまざまな領域でAIの活用に取り組んできた経験に加えて、LayerXのAI・LLM事業部における大企業での実際の生成AI導入プロジェクトで培った知見を体系化し、企業のAI戦力化に向けた再現性の高い実践的アプローチとしてまとめた。
AI、LLM(大規模言語モデル)といった技術を「もの知りでタフで賢い、けれど自社の知識はない新入社員」として捉え、人間の新入社員にそうするのと同様に戦力化(オンボーディング)するための具体的な手順とノウハウを解説しており、「ワークフロー」と「ナレッジベース」をキーコンセプトに、エージェントなどの概念を丁寧に掘り下げつつ技術進化に左右されない導入基盤づくりを実現する。
同書の特徴は以下の通り。
- LLMの特性をわかりやすく「人材育成」になぞらえて解説:複雑な技術概念を、誰もが理解しやすい人材育成の視点で説明している
- 「業務を変えないデジタル化」という、日本企業に適した導入戦略:既存業務フローを大幅に変更することなく、AIを組み込む実践的アプローチを紹介している
- 現場の成功・失敗事例を交えた実践的フレームワーク:実際の企業導入現場で培った実証済みの手法を体系化している
同書によって得られる効果は以下の通り。
- 技術進化に左右されない導入基盤づくり
- 書類業務の効率化と品質向上
- 社内全員が使いこなせるAI環境の構築
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