Figmaは、ブラウザベースの共同デザイン・プロダクト開発プラットフォーム「Figma」において、エンタープライズ顧客向けの新たなガバナンスツール「Governance+」を、5月13日に正式発表した。同ツールはすでに、三菱UFJ銀行をはじめとする国内の主要企業で先行導入されており、今回の発表をもって本格提供を開始する。

Governance+を導入することで、セキュリティやコンプライアンスといった統制と、デザインシステムの構築などFigmaの豊富な機能の、組織横断での活用を両立。デザインの再利用性と一貫性の向上により、複数のサービスにまたがるシームレスな顧客体験を迅速に提供する基盤が整う。
具体的には、従業員によるすべての活動が組織の管理する環境とネットワーク上で行われ、会社のポリシーを適用可能にする。IPホワイトリストやネットワークアクセス制限(NAR)といった機能を通じて、企業はデータが個人または未承認のスペースに漏洩するリスクを最小化できる。
安全な認証要件の徹底も図る。二要素認証(2FA)の必須化、アイドルセッションの自動タイムアウト、複数のIDプロバイダー(IdP)サポートなどを用意しており、正規アカウントへの不正アクセスリスクを大幅に軽減。企業の重要資産であるデザインデータの保護を強化する。
さらに「Discovery Pipeline」などのツールを利用することで、アクティビティを可視化。企業が電子通信の保持ポリシーを遵守し、法的ディスカバリー要件に対応するのを支援する。これらの機能は、アクティビティログやシングルサインオン(SSO)、Figma SCIM APIを通じたシート割り当てなど、既存のセキュリティ制御をさらに拡張するものとなる。
Governance+は、Figmaのエンタープライズプランを利用する全ユーザーに対して、アドオンサービスとして提供される。大規模組織における高度なアクセス制御を実現し、セキュリティとコンプライアンスの向上を加速させる。詳細は公式の発表(英語)で確認できる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- ProductZineニュース連載記事一覧
-
- AI時代のプロダクト開発事例をJAPAN AIやestieが共有、サポーターズがPM向けL...
- DMM.comがVoC分析基盤を刷新。AI活用で月150時間の工数削減と意思決定の迅速化へ
- Figma、エンタープライズ向け「Governance+」を提供開始。セキュリティと一貫し...
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
