TISは、ラベリングされた顧客行動データを活用して、効果的なマーケティングを実現する顧客行動可視化サービス「キャクシル」の提供を、3月1日に開始した。ファーストユーザーとして、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントへ導入されている。
キャクシルは、SDKを既存のスマートフォンアプリに埋め込むだけで、顧客(スマートフォンアプリのユーザー)の位置/行動データを取得できるほか、アプリ決済機能(自社Pay)、スマートキーといったDX機能を簡単にアプリに追加することが可能となり、取得した顧客の購買データや位置情報データなどをもとに、顧客属性をラベリングし提供する。
導入企業の顧客向けアプリに、新機能を簡単に追加できるようになるので、顧客に対するUX向上でアプリの利用頻度向上が期待される。さらに、ラベリングされた顧客情報から顧客の趣味嗜好や行動を把握することによって、有効なターゲットに対して効果的なマーケティング施策を企画・実行することが可能になる。
ファーストユーザーとしてキャクシルを導入したファイターズ スポーツ&エンターテイメントでは、キャクシルのアプリ決済機能を利用して2023年3月開業予定の北海道ボールパークFビレッジでの買い物で利用できる、「FビレッジPAY」の提供を開始した。FビレッジPAYの決済方法として、銀行口座、クレジットカード、F NEOBANKのいずれかを登録すると、Fビレッジ内の買い物にてアプリ会員証QRコードをかざすだけで決済も完了する。さらに、今後は蓄積された購買データにTISがラベリングを行うことで、マーケティング施策への活用も予定している。
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