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ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第4回。オフラインとしては2回目の開催です。

ProductZine Day 2025

ProductZine Day 2025

ProductZineイベントレポート(AD)

セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」立ち上げのプロダクトディスカバリーと戦略の軌跡

「ProductZine Day 2025」レポート

ニーズの探索のためのヒアリングを工夫し、先行者としての優位性を保持

 プロダクトの成長を促進するために重視していることとして、鈴木氏は3つめに「ドメインエキスパートとの連携によるニーズ探索」をあげた。市場開拓のためには、提供価値を明確にし、伝え方を模索することが重要となる。この探索では、ポテンシャルユーザーを含めた多くの顧客へのヒアリングを実施していると言う。例えば、CS担当者から課題を抱えているユーザーを紹介してもらって直接話を聞いたり、より率直な意見を収集するために、利害関係のないユーザーをスポットコンサルティングサービスなどのプラットフォームから探したり、対象や内容もさまざまだ。

 このヒアリングの場にセキュリティのドメインエキスパートが同席することで、専門的な話を深掘りするだけでなく、ユーザーの発言をうのみにせずに、業界のトレンドや別の視点を交えて議論することが可能になる。こうした継続的な探索とヒアリングを通じて、最新のセキュリティトレンドと実運用のバランスを考え、サービスの方向性をより明確化しているというわけだ。この際にもう一つ、意識しているのが、現場やマネージャー、ガバナンスを統括するCIOなど立場の異なる担当者にヒアリングすることだ。それによって、別の視点からの意見や課題を抽出することができると言う。

 そして、4つ目のポイントは「プロダクトの優位性を守る」ということだ。プラットフォームは先行者の一人勝ちになることが多く、先行者の優位性は是が非でも守る必要がある。そのためには、マーケティングやブランド戦略の強化が不可欠だ。具体的にはドメインエキスパートによるセミナーで専門家の認知を高めたり、ブランドガイドラインによって一貫したブランドイメージを打ち出したり、さまざまな施策を実施している。

 さらに、プロダクトの設計においても、後発が容易に模倣できないよう、特許の取得にも力を入れていると言う。例えば、セキュリティチェックシートにスムーズに回答できるUI設計や、評価の依頼と活用を簡単にする機能などについては、継続的に改善を行いながら、複数の特許を取得している。こうした細かな工夫を積み重ねることで、競争力を維持し、持続的な成長を実現している。

トータルなセキュリティ対策が求められるなか、誰もが安心して取引ができる環境を目指して

 「Assured」の今後の展開として、鈴木氏は「インターネットを介したビジネスが広がる中で、起きている課題を解決したい」と意欲を見せる。現在の日本のサイバー攻撃被害の半数が取引先経由と言われる中、自社だけではなく、取引先やクラウドサービスの利用まで含めた「トータルなセキュリティ対策」が必須となりつつある。そうしたなかで、「Assured」は「取引に確信を与えるセキュリティの星付きガイドへ」をビジョンに掲げ、誰もが安心して取引ができるよう、セキュリティの実態を可視化し、確認した上で取引ができる環境を創り上げていきたいと言う。

 そして、2025年6月11日に、クラウドサービスのセキュリティ評価「Assured」に加えて、新サービスとして、取引先企業のセキュリティ評価を行う「Assured企業評価」をリリース。さらにはセキュリティ評価だけでなく、今後は改善策となるソリューションも提供することで、可視化と改善のサイクルを確立し、社会全体のセキュリティ水準向上を目指すと言う。

 そこで重要な役割を担っているのが、プロダクトマネージャーだ。Assuredのプロダクトマネージャーは、サービスの企画から開発のデリバリーまでを一貫して担当し、事業の成長を支える重要な役割を担う。自由度が高く、幅広い裁量を持って業務を進めるため、積極的に事業の方向性を決定し、推進することが求められていると言う。また、開発チームに閉じず、事業課題をプロジェクト化し、ビジネスのメンバーやドメインエキスパートと連携しながら、小規模な横断的チームを編成し、スピード感を持って課題解決に取り組んでいる。そうした体制により、プロダクトマネージャーはハブとしての役割を果たし、組織全体の連携を強化しながら、事業の成長を加速させているというわけだ。

 鈴木氏は「Assuredは今後加速度的に事業を伸ばしていきたいと考えており、一緒にチャレンジする仲間を募集中だ。ぜひ興味を持った方は連絡してほしい」と語り、セッションを終えた。

第三者機関による高品質なセキュリティ評価を

 Assurredはクラウドサービスや取引先といった第三者との取引におけるセキュリティリスクを、客観的かつ効率的に評価・管理するサービスです。

 「社内独自のセキュリティ評価項目精度への不安」「専門人材不足による業務負荷」「より強固なサードパーティリスクの管理」に課題を感じる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社アシュアード

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://productzine.jp/article/detail/3482 2025/06/25 12:00

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