編注
原文:「How this startup used Mixpanel to extend its runway by three months」。翻訳にあたり若干加筆修正を行っています。
メビウス社、ランウェイが3か月延長
アメリカのスタートアップ支援プログラム、Yコンビネーターの2020年卒業生であるMobius Materials社の事例をご紹介します。大きな成長の可能性を秘めたスタートアップである同社は、マイクロコントローラやコンデンサのような入手困難な電子部品の、B2B向けオンラインスポット市場を運営しており、電子機器メーカーが確実かつ迅速に市場価格でチップを売買できる環境を提供しています。
同社では、全チームがマーケットプレイスの改善に向けて常に協力しています。プロダクト分析ツール「Mixpanel」を活用し、ユーザー導線の改善や離脱ポイントを特定し、顧客体験を向上させてきました。結果として、ページの離脱率を72%から12%に大幅に改善して6桁台(数百万円規模)の収益増となり、ランウェイを3か月も延長できました。
Mobius社のオペレーション・リーダー、マイルス・マリノ氏に、メビウス社がどのようにしてこの成果を上げたかについてお話を聞きました。
Mobius社ではMixpanelをどのように活用していますか?
さまざまなシーンで利用しています。例えば、Webアプリケーションの分析で、ユーザーがどのようなアクションをとっているかを理解するために使っています。当社のエンジニアチームは少人数なのですが、Mixpanelを使用すれば、他の方法だと見逃してしまうような問題も、発生してすぐに状況を把握できます。
また、ユーザーの離脱ポイントや期待した行動をとっていないポイントを確認しています。バグが起きていたり、ユーザーが何をすべきか明確になっていない可能性があるからです。
最近では、プロダクトの変更をテストしたり、そのパフォーマンスを確認するためにも活用し始めています。