アトラシアンは、タスク管理ツール「Trello(トレロ)」新リリースの提供を、6月10日に開始した。

今回、提供が開始されたTrelloの新リリースでは、新たなインボックス(受信トレイ)によって、Trello内でToDoを作成するだけではなく、さまざまな場所からToDoを収集できるようになっている。SlackやMicrosoft Teamsから重要なタスクをTrelloへ送信可能で、メールをinbox@app.trello.comへ転送することで、タスクをTrelloに取り込めるほか、モバイルデバイスやデスクトップデバイスから、TrelloにToDoメモを書き留められる。Android向けの新しいモバイルウィジェットを使えば、Trelloアプリを開くことなく受信トレイにタスクを追加できる(iOS版は近日公開予定)。
クイックキャプチャ機能を活用することによって、AIがTrelloのインボックスに転送されたSlackメッセージやMicrosoft Teams、メールを解析して、テキストから期日や優先度、アクションアイテムの抽出が可能になり、利用者はより重要なことに集中できるようになる。
TrelloプランナーをGoogleカレンダーやMicrosoft Teamsと接続すれば、1日のスケジュールを簡単に立てられる。Trelloのインボックスやボードからプランナーにタスクをドラッグ&ドロップするだけで、集中可能な時間を確保して、締め切りを守れる。
さらに、Trelloカードをミラーリングまたは同期することで、複数のボードに散在するタスクを効率的に管理できる。ミラーリングされたカードをすべてのボードビュー(テーブル、カレンダー、タイムライン、マップ)で表示可能となり、ミラーリングされたカードを含むボードをフィルタリングできるようになり、さまざまなToDoのより簡単な追跡が可能になった。
そのほか、新しいナビゲーションバーによってインボックス、プランナー、ボードを簡単に切り替えられるようになり、3つの同時表示に対応するとともに、Jiraリストを使用することで、Jiraの機能をTrelloの直感的なインターフェースに統合できるようになっている。
なお、今回の最新アップデートは、Trelloのフリー、スタンダード、プレミアムプランにおけるすべてのユーザーを対象に、7月末までの展開を予定する。エンタープライズプランでは、これらの新機能は2025年後半に利用可能となる。
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