ヌーラボは、同社のプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」において、7月下旬に提供開始を予定している、生成AIを活用した新機能「Backlog AI アシスタント」のβ版の無償モニターに参加するユーザーの募集を開始した。

「Backlog AI アシスタント」は、チャット型のUIを介してBacklogに蓄積された課題やコメント、Wiki、ドキュメントなどの情報を生成AIが読み取り状況を整理して、次のアクションへとつなげる運用支援型のAI機能。単なる情報の検索や抽出にとどまらず、まるでプロジェクトに伴走するチームメンバーのように記録された思考や判断を読み解き、チャットでの助言やレポートの自動生成などチームにとって実用的なかたちで情報提供する。これにより、業務進行の精度とスピードが飛躍的に向上し、チーム全体の連携と意思決定がよりスムーズになる。
また、情報量が増えても「Backlog AI アシスタント」がプロジェクトの全体を理解し整理することで、複雑な状況でも必要な情報へのアクセス性を維持する。

「Backlog AI アシスタント」機能の特徴は以下のとおり。

1.プロジェクトの情報を蓄積し、状況を整理
Backlog上にある情報を継続的に学習・記憶し、プロジェクトの背景や目的、進行中の流れを把握。点在しがちな情報を文脈に沿って結びつけ、状況の可視化と状況共有を支援する。
2.進捗レポートやドキュメントの自動生成
進行状況を分析し、日次・週次・月次の進捗レポートや振り返り資料を自動生成。READMEや仕様書、オンボーディングガイドなど、プロジェクトに必要な各種ドキュメントを出力し、報告や準備の工数を大幅に削減する。
3.業務に応じて、会話ベースで実務を支援
「今どこまで進んでいる?」「遅延のリスクは?」といった問いに即時対応。状況を読み取り、最適な課題テンプレートや担当者の提案、類似事例の提示などを行い、判断や対応のスピードを高める。
4.リスクやボトルネックを事前に察知
過去の傾向や履歴データをもとに、遅延やリソース不足の兆候を予測。プロジェクト完了の見通しも含めリスクを可視化し、早期の気づきと対応を促す。
「Backlog AI アシスタント」β版 無償モニターの概要は以下のとおり。
- 募集期間:6月24日~7月31日
- 応募資格:「Backlog」の有料プラン(プレミアム・プラチナ)を契約中の一般ユーザー以上の人
- 提供対象:応募した中から数十社限定
- 提供価格:無償
- 提供開始時期:7月下旬から順次開始予定
- モニター利用期間:一般提供開始まで継続して利用可能(予定)
- 応募方法:申込フォームから登録
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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