アジャイルウェアは、同社のプロジェクト管理ツール「Lychee Redmine(ライチレッドマイン)」において、新機能および主要機能のアップデート提供を、6月17日に開始した。

今回のアップデートは、既存ユーザーから「初期設定が煩雑」「軽微なチケット修正や進捗資料の作成に手間がかかる」といった声が多く寄せられていたことを受けて実施されており、簡単にプロジェクトを立ち上げられる新機能「プロジェクト作成ウィザード&設定チュートリアル」を追加するとともに、チケットを即時編集できる機能の追加やPDF出力に対応した「ガントチャート5 β版」のリリースが行われている。
これらの機能追加および改善によって操作性を改善し、プロジェクトの立ち上げから進捗共有までの一連の流れをこれまで以上に直感的かつ高速にすることで、現場チームとマネジメント層の双方にとって、より使いやすいプロジェクト運営基盤を実現する。
新機能のプロジェクト作成ウィザード&設定チュートリアルは、導入初期の負担を軽減すべく搭載されており、導入担当者が「まずはガントチャートやチケット作成などの主要機能をすぐに触ってみたい」といった場合でも、細かい設定に煩わされることなくスムーズにプロジェクトを立ち上げて試せるようにした。
また、システム管理者として管理画面を操作する人に向けた、順を追って画面の使い方を学べるチュートリアル機能も用意している。ツールの基本操作や設定内容を効率よく学習可能なので、導入初期の学習コストを下げられる。
あわせて、チケットの詳細画面においてタイトル・担当者・期日といった各項目をクリックするだけで、チケットをリアルタイムかつ直接編集できるようアップデートが行われた。編集ボタンで画面を切り替えたり、保存ボタンを押したりする必要がなくなったため、編集時間の短縮につながる。
さらに、2023年11月からプレα版として提供していたガントチャート5がβ版としてリリースされ、既存の工数見える化・クリティカルパス抽出機能に加えて、「PDF出力機能」が新たに実装された。画面に表示しているガントチャートをPDFとして出力可能なので、報告資料作成の手間が減り、マネジメント層やクライアントへの共有もスムーズになる。
今回のアップデートは、クラウド版の全プランに適用されているほか、オンプレミス版の最新版インストールパッケージも公開されている。なお、従来のガントチャート4系統との互換性は保たれているため、これまでの設定や運用フローを変更なしで利用できる。
Lychee Redmineは、高機能かつ直感的で使いやすいガントチャート、工数の見える化と管理、QCDの可視化や報告に使えるレポート、EVM、CCPM、アジャイル開発で使えるカンバン・バックログといった、豊富な機能でチームのタスク管理から大規模なプロジェクト管理まで幅広く対応したプロジェクト管理ツール。さまざまな利用シーンに対応する、4つの料金プランを用意している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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