グロービスは、同社の提供する定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」が、会社員で主任クラス以上の職位を持ち、自身が率いる組織でAIを活用している30代の男女を対象に実施した、「AI時代のリーダーに必要なスキル・ 性質に関する実態調査」の結果を5月12日に発表した。同調査は、3月31日〜4月3日の期間に行われ、331名から回答を得ている。
調査対象者に、現在自身が率いている組織において、AIをどのような目的で活用しているかを尋ねたところ、「定型業務の最適化」(47.7%)がもっとも多く、「データ分析・予測」(38.7%)、「コンテンツ制作の支援」(35.4%)がそれに続いた。

自身が率いている組織におけるAI活用にあたって、リーダーとして直面した具体的な課題を尋ねた質問(複数回答)では、「メンバー間でのAI活用スキルや知識の格差」(35.7%)が最多となり、以下「AIのアウトプットの品質を確保・管理する難しさ」(32.0%)、「既存の業務プロセスやシステムへのAI導入の難しさ」(28.4%)が続いている。

自身が率いている組織に対して、リーダーとしてどのような役割を果たすことが重要だと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「AI活用による業務効率化の推進」(48.0%)、「メンバーのAI活用スキルや知識の向上支援」(43.2%)、「AI活用を支える体制や仕組みの構築」(32.9%)が上位を占めた。

リーダーが持つべき重要な性質を尋ねた質問(複数回答)では、「変化への柔軟性」(55.6%)がもっとも多く、以下「新しい技術への好奇心」(43.2%)、「挑戦心」(34.1%)が続いている。

リーダーが持つべき重要なスキルとしては(複数回答)、「データ分析力」(42.6%)、「コミュニケーションスキル」(38.4%)、「リスクマネジメントスキル」(37.2%)、「論理思考力」(36.0%)を挙げる回答が多かった。

ビジネスにおけるAI活用が進むことについて、感じていることとしては(複数回答)、「組織の生産性向上への期待」(39.6%)が最多となり、以下「自身の業務負担の軽減への期待」(39.3%)、「クリエイティブな業務に集中できると期待」(32.6%)、「AIを使いこなせるか不安」(27.5%)が続いている。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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