Tably代表の及川卓也氏は3月29日、新刊『プロダクト倫理: あなたのプロダクトは誰かを傷つけていないか』を刊行した。Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)による出版で、電子書籍(Kindle版)およびペーパーバック形式で販売を展開している。
本書は、プロダクトマネジメントに「第4の軸:倫理性」を加えることを提唱する一冊。プロダクト開発の現場で日々見つめているPVやARPU、CVR、リテンションといったKPI(計器)が良好な数値を示している裏側で、ユーザーの自律性が奪われたり、信頼が壊れたりする「計器の死角」に焦点を当てている。
具体的には、PayPalのボット軍団によるグロースハックをはじめ、ソーシャルゲームのコンプガチャ問題、Amazonのダークパターン「Project Iliad」、ボーイング737 MAXの墜落事故、AI採用ツールの性差別など、多様な事例を収録する。全8章および9本のコラムで構成され、各章は「事例、構造分析、フレームワーク、チェックリスト」という統一フォーマットで展開される。単なる知識の習得にとどまらず、読者が自身のプロダクトを点検するための実践的なツールとして機能する。
対象読者は、プロダクトマネージャーやエンジニア、UXデザイナーをはじめ、グロース施策やKPI設計に携わる担当者、AI機能の倫理的リスクに関心のある層を想定している。
また、書籍の刊行に合わせて、無料のWeb診断ツール「プロダクト倫理チェック」も公開された。8つのテーマに基づく41の設問に答えることで、自社プロダクトに潜む倫理的リスクを可視化できる仕組みを提供している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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