Zuora Japanは、同社が販売・請求管理業務の最適化を支援しているPeopleXが、Zuoraの提供するソリューションの導入によって、複数プロダクトの同時展開、プライシング変更、契約形態の多様化といった急成長スタートアップ特有の運用負荷に対応可能な体制を構築し、業務効率化・外注コスト削減・契約変更スピードの向上といった具体的な成果を得たことを、6月18日に発表した。

PeopleXは、「ピープルサクセス」をミッションに掲げ、AIを活用した採用・活躍支援SaaSを複数展開し、創業初期からマルチプロダクト戦略とグローバル展開を前提とした事業設計を推進している。
同社の主力サービス「People XRecruit」や「PeopleWork」では、従量課金・コンサル契約・柔軟なプラン変更といった多様な契約形態が求められ、運用面の複雑さが早期から顕在化していた。また、販売チャネルごとのプライシング調整や、頻繁な契約変更に対応しつつ、今後のセルフサーブ型モデルやM&A、海外展開にも耐えうる基盤が必要とされていたことから、効率化だけでなく柔軟性・拡張性・信頼性を兼ね備えたマネタイゼーション基盤として、Zuoraのソリューション導入に至った。
PeopleXが導入したZuoraのソリューションは以下の通り。
- Salesforce連携による販売・契約データの一元管理
- 多様な料金モデル(従量/定額/パッケージ/ハイブリッド)への対応
- 請求書発行・契約変更処理の自動化
- 社内運用マニュアル・説明会動画による定着支援
これらのソリューション導入によって、頻繁な契約変更・料金改定への迅速な対応が可能になり、業務負荷が大幅に軽減されるとともに、請求が自動化されたことで外部委託コストの削減と、処理ミスの防止が実現した。
さらに、M&A・セルフサーブモデルにも対応可能な拡張性を確保したほか、社内で自走できる運用体制を整備するとともに、導入時から「スケーラビリティ」を重視する体制を築き上げている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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