RJCリサーチは、全国の20〜69歳の男女1050人を対象に実施した「AIを用いたインタビュー」に関する意識調査の結果を5月13日に発表した。調査期間は2025年12月19日から20日。
人との対話による従来のインタビューと比較したAIインタビューへの印象では、30代女性(41.0%)や20代男女(38.1%)など若年層を中心に「受けてみたい」とする肯定的な意見が多数を占める結果に。一方で、50代や60代と年代が上がるにつれて抵抗感が強まる傾向が確認されている。

日常的なAI利用頻度との相関を見ると、AIやチャットボットを「ほぼ毎日利用している」層の52.5%が参加に意欲的であるのに対し、「ほとんど利用しない」層では41.1%が「受けてみたくない」と回答しており、日頃のテクノロジーへの接触頻度が受容度を大きく左右する実態が浮き彫りとなっている。

インタビュアーが「人間」である場合の期待と懸念を尋ねたところ、「答えに応じて柔軟に深掘りしてくれそう」(40.4%)など、相手の反応を汲み取る対話の質に強みを見出す回答が目立つ。一方で、「日程調整が大変そう」(43.9%)や「土日・深夜に予約が取りにくそう」(30.6%)といった利便性の低さが指摘された。

対する「AI」によるインタビューでは、「日程調整がいらなそう」(47.2%)という利便性や「先入観や偏見なく公平にヒアリングしてくれそう」(41.9%)といった客観性が評価される一方、「事務的で一方通行になりそう」(40.6%)などコミュニケーションの質に対する不安が依然として根強いことが判明している。

AIインタビューに参加してもよいと感じる条件としては、「顔や名前を出さず、匿名で参加できる」(57.8%)が最多。また、参加したいテーマは「趣味・娯楽」(37.0%)や「仕事・学問」(27.6%)など客観的に話しやすい内容が上位を占めており、用途やテーマに応じた使い分けが今後の普及のカギとなりそうだ。


詳細な調査結果は、同社のプレスリリースにて確認できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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