圧倒的な現場感を共有しつつ、構想を具現化していくスピード感がカケハシの魅力
多くの経験を積んでいたとしても、チャレンジングな新しい施策については、やはり試行錯誤する部分が多く、失敗も多いと言う。そこにあえて臨むモチベーションはどういうところにあるのか。
三宅氏はその問いに対し、「組織横断で新しいことに挑む際の一体感とスピード感」だと考えを語る。
「この半年ほど、データアナリストや薬剤師、UXライターなど、複数の職種やチーム横断で、『よりよい患者介入とは何か』をテーマに、糖尿病など疾患ごとに議論を行い、具体的なコンテンツや打ち手を色々と試してみています。横断的なチームで動くことで、得られる学びの量がまったく違います。最初の仮説をみんなで共有することで、作業効率はもちろん効果検証もスピーディに叶い、次につなげることができています。この改善サイクルをすさまじく速く回していくことは、エキサイティングな体験ですね」(三宅氏)
二木氏も、カケハシでプロダクトマネジメントに携わる面白さは「現場にディープダイブしながらモノづくりできる環境」と語る。
直近では、顧客と一緒にモノづくりをする機会を多く設けている。モックアップを作成して直接フィードバックをもらいながら軌道修正していくプロジェクトでは、実際に機能リリースした際に大きな反響を得られた。こうした取り組みを通じて、やはり大事なのは「現場感」であり、「社内に閉じないモノづくり」の重要性を実感していると言う。そのためには、頭で考えるだけでなく、手も足も動かして取り組むことが大切。二木氏も入社直後の3か月間で集中的に店舗見学したり、毎月顧客接点を持つことで現場感を養う機会を得ている。
「私自身は、入社直後にカスタマーサクセス部門の定例会議に参加させてもらい、お客様との接点で何が起きているのか、プロダクトが活用されるまでにどんなハードルが存在するのかをキャッチアップし、お客様への提案内容を一緒に議論したりしていました。また、これまで積み上げてきたお客様との関係性のおかげで店舗見学やヒアリングにも取り組みやすいため、PdMが顧客解像度を高める上では非常に恵まれた環境だと思います。」(二木氏)
そして、三宅氏も、プロダクトマネジメントの意思決定において「一次情報に当たる」ことの重要性を強調する。「現場感」といっても、それは顧客の言葉を受け取ったまま実行するものではない。ユーザーの要望は、ユーザーが何かを解決したいと考えた対応策ではあるが、課題解決のために最適な対応かは分からない。まずは一次情報として「課題」の現場を理解し、解決策はプロダクト側から提案することが大切だ。
「大切なのは、ユーザーが言葉に出す意見を聞くことではなく、実際に現場やユーザーの周りで起こっていることを正確に捉えることだと考えています。現場を観察し、起こっている課題、その背景を捉え、解決策を考える。そうした本質を見極めることが何より大切なことだと考えています」(三宅氏)
二木氏、三宅氏も「能動的に動き、モノづくりやデリバリーの精度を高めていきたい人にとって最適な環境」と口を揃えて言う。トップダウンではなく、自ら考え行動できる文化があることから、インプットを待つのではなく積極的にプロジェクトに関与できる。カケハシのプロダクトマネジメントの資産を最大限活用し、自由に挑戦できるというわけだ。
カケハシでは、PdM、PMMそれぞれの職能で成長したい人はもちろん、さらにステップアップしたい人にとっても、魅力的なプロジェクトやチャレンジの機会が数多く提供されている。そのようなチャンスを手にしたい人は、ぜひ問い合わせてみてほしい。