Spakonaは、経営体制の強化とさらなる事業拡大を目指して、柴田翼氏が5月1日付で同社の新執行役員CPOに就任したことを発表した。

同社は「世界を最適に設計する」というミッションを掲げて、画像処理や3次元処理、数理最適化といった最先端AI技術のコンサルティング・開発・保守を一貫して行っている。今後、さらに業務範囲の拡大を目指す上で、プロダクト戦略全体を牽引するCPO(Chief Product Officer)を担う人材として柴田氏を迎えたという。
今後も、受託による高難易度な案件への参画と新たな知見の蓄積を実現しつつ、過去の受託開発を通じて得た「共通的な課題」にフィットする、プロダクト開発と価値提供できる体制の構築、顧客との信頼を生かしたリアルなニーズに沿った製品の開発などの実施を予定している。PLG(Product-Led Growth)やAI駆動開発を軸に、再現性のある開発・提案体制をつくり、共創を楽しめる組織を目指していく。
今回、Spakonaの執行役員CPOに就任した柴田翼氏は、大学・大学院で化学工学を専攻し、制御・最適化技術からプロセス設計まで製造プロセスの根幹を学んでおり、卒業後はメーカーにおいて生産管理・品質管理・工場財務を担当してきた。製造現場の最前線とマネジメントの経験から、「AI等先端技術による製造現場の本質的変革」の必要性を痛感し、AIの実務経験を積むべくAIベンチャーへ転身して、最適化技術・ソフトウェア開発に従事している。

柴田氏は、執行役員CPOへの就任にあたって、以下のコメントを寄せている。
「このたびCPOとして参画することとなり、大きな責任とともに、ワクワクする未来への期待を感じています。これまで多くのお客様と向き合いながら得てきた知見を活かし、単発のソリューションではなく、共通的な課題を解決するプロダクトを継続的に展開していきたいと考えています。そのために、プロダクトそのものの価値でユーザーに選ばれるPLGモデルの推進、AI駆動による開発体制の進化など、社内外の対話を重ねながら、理想とするプロダクトポートフォリオの実現に貢献してまいります」
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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