STYZは、「ユーザー起点で創る「AIプロダクト」開発ワークショップ」を、12月18日に開催する。参加費は無料。
同ワークショップは、Vercel社が提供する生成AIツール「v0」を活用し、ユーザーの切実な課題を起点とした「AIソリューション」を企画・検証する、プロダクトマネジメントの実践セッション。
「何を作るか」の前に「誰の・どんな課題を解決するか」から考えることを重視しており、コードを書くスキルは一切不要。参加者の実践的な課題解決につなげるため、申し込み時に「現場ユーザーが抱えている具体的な課題(2~3つ)」の入力が求められる。自身の事務作業の効率化だけでなく、現場スタッフや顧客が抱えている「解決困難なペイン」を持ち込むことで、より実践的な学びが得られる。
当日は、持ち込まれた課題の中からテーマを一つ選定。同社のインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」のメンバーがファシリテーターとなり、課題の深掘りからソリューション仮説の立案、そしてAIを使ったプロトタイプ作成までを一気通貫で伴走する。
ワークショップの主な特徴は次のとおり。
1.「ユーザー起点」のプロダクト開発プロセスを体感
いきなり画面を作り始めるのではなく、「なぜAIが必要なのか?」「誰がどう使うのか?」を徹底的に深掘り。現場課題から逆算してAIプロダクトを企画する思考プロセスを実践できる。
2.ソリューションの仮説を「可視化」する
「v0」を活用し、企画したソリューションをその場でUIとして具現化する。言葉だけの仕様書ではなく実際にブラウザ上で操作可能なプロトタイプを作ることで、チーム内の認識齟齬をなくし、検証スピードを劇的に高める。
3.実課題を持ち込み、翌日から検証に使える
ケーススタディではなく、参加者自身が持ち込んだ「現場の課題」をテーマにする。作成したプロトタイプは持ち帰れるため、翌日からすぐにステークホルダーへの提案やユーザーヒアリングに活用可能だ。
おもな参加対象は以下のとおり。
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プロダクトマネージャー・プロダクトオーナー
「AIで何を作るか」の解像度を上げたい人、エンジニアとの共通言語を持ちたい人、開発着手前に手戻りのない要件定義を行いたい人など -
新規事業責任者・事業推進リーダー
現場駆動でDXを推進したい人、動くデモを提示して予算獲得や稟議の「説得力」を高めたい人など
タイムテーブル(予定)
- 座学(25分)
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アイデア選定(40分)
課題の洗い出し、GPTを使用した解決策の検討、プロトタイピングするアイデアの決定 -
プロトタイプ作成(25分)
「v0」を使用したプロトタイプ作成と改善 - 発表(30分)
開催日時は12月18日の13時~15時で、会場は株式会社STYZ(東京都渋谷区)。参加には専用フォームから事前の申し込みが必要で、定員は先着10名。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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