前職の経験を活かし、プロダクトマネジメントの枠を越えた幅広い領域で活躍
ヘルステックによる医療課題の解決をミッションとする株式会社カケハシ。その成長の原動力となっているのは人であり、とりわけプロダクトマネージャー(PdM)には大きな期待が寄せられている。
日本の薬局の20%超が導入するカケハシの薬局向け業務支援サービス、中でもクラウド型電子薬歴「Musubi」(ムスビ)は2500万人を超える患者データを保有し、それらのデータを薬局経営の改善に活かす分析ソリューションに加えて、M&Aによる新規事業を多層的に展開。PdMとしての活躍領域も急激に広がっている状況だ。
カケハシでプロダクトマネジメント領域を取りまとめるHead of Productの一人である二木慎也氏は、2022年に入社。以降、薬局向け業務支援ドメインで基幹プロダクトである「Musubi」を中心としたSaaSプロダクト群の統括に加え、M&Aによって2024年にグループに加わった株式会社コード・アールの取締役や、2025年2月に合併したノアメディカルシステム株式会社との共同プロジェクトを担当している。
二木慎也(ふたつぎ・しんや)氏
株式会社カケハシ Head of Product, Pharmacy-Ops Business Domain
リクルートに新卒入社し、SRE部門やアプリケーション開発部門の現場を経て、大規模なシステムリニューアルや新規サービスの立ち上げといったプロジェクト案件に従事。その後は開発責任者として、スマホアプリ専門組織の立ち上げや基幹事業の開発マネジメント(toC/toB)を管掌。キャリアの後半はプロダクトマネジメント部門へ異動し、HR事業領域のプロダクト責任者として、マーケティング・プロダクト開発・オペレーションを一気通貫で管掌。カケハシは2社目。

「元々はエンジニアリング領域からキャリアがスタートしていて、技術の各論から体系的なプロジェクトマネジメントまでを現場で叩き込まれながら、複数の事業領域における開発組織のマネジメントにもチャレンジさせてもらいました。そういった経験を経た後にプロダクトマネジメント領域へ軸足を移しており、前職の中でもかなり幅広い経験をさせてもらったと思っていたのですが、カケハシに入ってからは更に広がりや深みのある、多彩な経験をさせてもらっています」(二木氏)
そしてもう一人、三宅史生氏もHead of Productとしてペイシェントエンゲージメントドメイン領域のプロダクトを統括。患者フォローシステム「Pocket Musubi」の責任者として開発に携わる。カケハシには2019年8月に入社し、主力サービスである「Musubi」のプロダクト責任者を1年ほど務めた後、「Pocket Musubi」の立ち上げに従事。責任者として現在も関わる。
三宅史生(みやけ・ふみお)氏
株式会社カケハシ Head of Product, Engagement Business Domain
カケハシは2社目であり、前職は新卒入社した株式会社ビービット。初期はWebサイトのユーザビリティ改善に特化したコンサルタントとして、コンバージョン最適化やメディアの成長支援に従事した。その後、同社のSaaS事業立ち上げに携わり、営業・マーケティング・カスタマーサクセスの統括など顧客のフロント周りを担当。のちに事業責任者として、新規プロダクトの企画・開発にも関わっている。

「キャリアとしての強みは、UX、SaaS事業、マーケティング、プロダクトマネジメントという幅広さにあると思っています。カケハシでは、プロダクトの力で患者さんのUXをアップデートしていくために開発組織に所属してユーザー視点に立ったプロダクト設計、戦略的な成長計画の実行などに注力しています」(三宅氏)