Jira Product Discovery、大規模プロダクトチームのための機能を強化した「Premium Plan」を発表

　アトラシアンは、同社の提供するプロダクトの優先順位付けとロードマップ作成ツール「Jira Product Discovery」において、大規模な運用のために可視性、管理、サポートを強化する必要があるプロダクト組織に適した「Jira Product Discovery Premium Plan」を6月3日に発表した。

　Jira Product Discoveryは、プロダクトに実装する機能の優先順位付けとロードマップ作成を支援するプロダクトチーム向けのツールで、プロダクトの開発を始める前にプロダクトに実装すべきすべてのアイデア、ユーザーからのフィードバックや市場調査結果といったインサイトを、すべて1か所に集めて整理できる。また、今すぐ対応すべきアイデア、後から対応するアイデア、まったく対応しないアイデアを決めて、優先順位を付けられる。

　アイデアへの優先順位付けを行った後は、ロードマップを作成して関係者と共有し、フィードバックをもらう。組織外の関係者でも、個別の関係者に合わせたロードマップを作成・共有することが可能で、コメント、投票、応答を通じてフィードバックを提供してもらえる。

　Jira Product Discoveryで定義したアイデアは、Jiraのプロジェクトやタスクとシームレスに結び付けられるため、チームはディスカバリーからデリバリーまでコンテキストと可視性を完全に保てる。

　今回、発表されたJira Product Discovery Premium Planは、大規模なプロダクト開発組織向けに設計され、複数チーム間で優先順位付けとロードマップを拡張して、足並みを揃えて連携できる。

　プロダクトオペレーションとプログラムマネージャーを支援するチーム間で用語と書式を標準化するとともに、ロードマップを迅速に集約することによって、プロダクトマネージャーがプロジェクト全体における優先順位を単一のビューで確認可能にする。

　リーダーと利害関係者にアイデア、機会、解決策がどのように結びついているかを示すほか、それらを相互に関連付けることで全体像を把握して、各レベルで優先順位を付けて作業を進めるための階層構造を構築する。

　さらに、会話の内容を集中させて利害関係者に必要な情報のみを必要なタイミングで閲覧できるよう、詳細な閲覧権限設定が可能となっている。また、リリーストラックとサンドボックス、プロジェクトのコピー、24時間365日のサポート、より高いストレージと自動化制限といった、Jira Product Discoveryを大規模に管理するための統一された管理体験を提供する。