Lupeは6月28日、リサーチプラットフォームLupe(ルーペ)に新機能「コンテキスト」を追加し、提供を開始した。既存ユーザーへの標準機能として追加され、月額利用料は無料。リサーチの実費のみで利用できる。
コンテキストは、事業やプロジェクトの構造・文脈を3つの階層で蓄積・管理する機能。「ワークスペースコンテキスト」は組織・事業全体の前提(MVV・KGI・KPIなど)、「プロジェクトコンテキスト」は個々の調査プロジェクトにひも付く与件をそれぞれ編集可能な形で保持する。これに加え、Lupeが培ってきたリサーチのフレームワークや分析手法をプリセットした「グローバルコンテキスト」が土台として機能する。
蓄積されたコンテキストは、既存のAI機能に反映される。AI設問作成では事業・プロジェクトの文脈を踏まえた設問・選択肢を生成し、AIインタビュアーはその背景を理解したうえで対象者への質問や深掘りを行う。汎用的なAI処理にとどまらず、当該事業の文脈に即したリサーチを実行する設計となっている。
同社は開発の背景について、「AIがリサーチの実行を担うほど、リサーチャーに問われるのは課題を構造化し文脈として紡ぐ力だ」と説明する。コンテキストに蓄積された情報は次のリサーチにも活用でき、調査を通じて得られた構造・文脈が更新されながら組織全体の資産として積み上がる仕組みになっている。
なお、6月28日に開催された「RESEARCH Conference 2026」において、同社は「AI-Hybrid Research の実践」をテーマに本機能を発表した。発表の詳細と動画が公開されている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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