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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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30以上のプロダクト開発経験に基づく「新規プロダクトづくり」のヒント

ChatGPTを使った新しいプロダクト開発で開発効率が数倍に。生成AI時代のプロダクト開発とは

30以上のプロダクト開発経験に基づく「新規プロダクトづくり」のヒント 第1回

 本連載では、メンターマッチングサービス「MENTA」を立ち上げ、現在はランサーズで、生成AIや大規模言語モデル関連の技術を使って新規プロダクト開発やグループ内の生産性向上や課題解決を行う「Lancers LLM Labs」の責任者をしている入江慎吾氏に、「新規プロダクトのつくり方」をテーマに、さまざまな知見を共有いただきます。第1回は、生成AIを使うことで、従来の数倍の効率で新規アプリを立ち上げリリースできた背景と、その実際の開発の流れについて。(編集部)

はじめに

 Lancers LLM Labsの入江です。私たちは生成AIを使って社内外向けに新規のプロダクト開発を行うべく立ち上がったラボです。今回はその取り組みの中でChatGPTをプログラミングに取り入れてプロダクト開発の効率を上げた話をします。

今回開発したプロダクトについて

 今回、スマホだけでプログラミング学習ができる「PILE(パイル)」というアプリを開発しました。学べるスキルは15個、全部で138セクションを用意しています。

 スマホで学習する場合、長時間学習をし続けるのはつらいものがあります。そこで1セクションを5分程度のボリュームに。回答もタップするだけ、ユーザーの負担を減らすことで、本来のプログラミングの楽しさを味わえるようなアプリを目指して開発しました。

 そして実はこのアプリ、私がAIを使って2か月で1人で開発しています。仮にAIを使わなかった場合、倍の4~5か月はかかっていたと思われます。なぜなら、開発言語であるSwiftでの私の開発経験は4~5年前で止まっており、現在は技術やアプリをとりまく環境が大きく変わっていること、教材コンテンツを自前で用意することの難しさがあるからです。

 そのような中で今回は、どのようにAIを使っていったのかを紹介していきたいと思います。

ChatGPTでアイデアの壁打ち

 まずはアプリの企画から。いつもは1人でノートを開いてアイデアをまとめていったり、散歩しながら考えたりすることが多いのですが、今回はまずChatGPTに壁打ちすることからはじめました。

 ChatGPTとの会話では、人との対話と同じように自分が考えていなかったアイデアを提案してもらい、発見がありました。そのまま使えるアイデアこそなかったものの、考えるヒント、掘り下げるヒントをもらうことができました。

 例えば「スマホのキーボードで問題の回答を入力するのはつらい」ということも壁打ちをしていて気づいたことでした。ゲーム感覚で学べると確かにいいな……ということから、電車でスマホでゲームをしている人が多いことを思い出し、電車でもサクッとゲーム感覚で学べると継続できるかも、ということを考えました。

 そうこうしながら、プログラミングの基礎をサクッとライトに学べて、学んだ後は3択問題や簡単な穴埋め問題で理解度を深めることができる。結果、プログラミングっておもしろい!と思ってもらえる、そんなアプリになればいいなというところからコンセプトができていきました。

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ChatGPTにコードを書いてもらう

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この記事の著者

入江 慎吾(Lancers LLM Labs)(イリエ シンゴ)

1982年生まれ。長崎県五島列島出身。 オンラインメンターサービス「MENTA」など、これまでに30個以上のプロダクト開発を行う。サービス開発について思うことなどを語るYouTubeチャンネルも開設。2020年、MENTAを株式譲渡してランサーズグループにジョインし、参画後もサービスを牽引。2023...

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https://productzine.jp/article/detail/2005 2023/08/25 14:00

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