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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術

「連携」と「場」づくりで組織の壁を越える──SmartHRの組織内コミュニケーション

プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術 第6回

「場」としてのFigma活用事例

 続いて、ブランディング統括本部の関口さんに社内のFigma/FigJam活用事例をご紹介いただいた。関口さんの呼びかけに応じてブランディング統括本部のコミュニケーションデザイナーから寄せられたのは、デザインデータ「ではない」事例の数々だ。

1)ポップアップ広告を担当者がプレビューできる仕組み

 仮素材をはめ込むことで、ポップアップ広告をプレビューできるテンプレートをFigmaで作成。デザイナーの手を借りずにマーケターやディレクターが自分でイメージを確認できる。

2)メルマガ施策の検証を多職種チームでサクッと実施

 代表的なメルマガ事例をキャプチャして実寸で貼り付け、比較・検証。関係するメンバー全員でコメントを書き込みながら議論の土台とした。準備に時間をかけず連携のスピードを重視している。

3)1on1をスライダー・ふせん形式でフィジカルに

 FigJamに1on1のテンプレートを作成した事例。ドキュメントでなくワークシートの形なので、メンバーが事前に整理する上でも扱いやすい。

4)月次の振り返りは掛け合いを重視してカジュアルに

 KPTを1枚のFigJamで実施している事例。結果よりプロセスを重視し、リモートワーク環境下での同期的なチーム内の会話量が現れている。

5)ブランディングの練り込みを横断的・巻き込み型で推進

 多数のメンバーが参加するタスクフォースでの活用例。左端を起点に、議論の発散・収束をデザイナーがオーガナイズしている。複雑な状況ながら、1枚で完結しているために過去の経緯が散逸しない。

6)プロダクト内で利用する機能アイコンを並行制作するディレクション

 複数機能の名称・アイコンを一気に改定するプロジェクトでの活用例。機能ごとに、左から順に事前検討・要件定義・デザイン案などが並ぶ。機能ごとにステークホルダーが異なる大規模なプロジェクトでも、1枚で全体を俯瞰。

7)抽象的な課題を扱うプロジェクトの要件定義と推進

 中長期におよぶ抽象的な課題感のプロジェクトにおける活用例。清書された要件定義書とは別にワークシートの形で課題やフローをまとめたことで、メンバーが参加したり、立ち返ったりしやすい状況が生まれた。

8)関口さんの活用例

 ライトニングトークのためのスライドをFigmaで作成(Figma Slidesリリース前)。また「自分用サンドボックス」というファイルを常時開いておき、一時的な作業台として使用。

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業務には「ふわっとした領域」が結構ある

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この記事の著者

谷 拓樹(Figma Japan株式会社)(タニ ヒロキ)

Figma Japan株式会社デザイナーアドボケート。中小企業向けのSaaS、フリーランスでの受託、起業やスタートアップでの開発チーム立ち上げを経験。Webのフロントエンド開発や、UI・UX設計をおこなう。現在はFigmaのマーケティングやリソースの設計・開発に取り組んでいる。またデザインシステムに...

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