グッドパッチは、生成AIを活用した新規事業の立ち上げや、既存プロダクトへの生成AI導入を支援する新たなソリューション群「Goodpatch AX(AI Experience Design)」の提供を開始したことを10月29日に発表した。
Goodpatch AXは、同社が顧客体験を起点に2000件超のプロジェクトを、デザインパートナーとして伴走支援してきた知見を生かして、生成AIを活用した新規事業やAIプロダクト開発を成功に導くための新ソリューション群。

「技術ありき」のAI実装ではなく、顧客体験を起点としたAI関連事業・プロダクトの立ち上げや既存プロダクトへのAI導入を支援し、事業機会の探索からPoCによる検証、体験設計、実装、効果検証といったプロダクトの成長(グロース)まで伴走することで、顧客体験のアップデートを後押しする。
あわせて、企業が自走してAIを活用し、事業成長や企業変革につなげられるよう、AIプロダクト開発に必要なAI活用・浸透支援も包括的に行っていく。
具体的には、生成AIの導入に必要な専門性を抱えたデザイナーが、生成AIを活用した事業価値の創出をハンズオンで支援する。おもな支援内容は以下の通り。
- 顧客理解とインサイト理解:デスクトップリサーチや表面的なインタビューでは得られない深い洞察を、デザインリサーチャーがさまざまなリサーチ手法を駆使して発見
- BTCの専門チーム:BTC(ビジネス・テクノロジー・クリエイティビティ)各領域の専門家が、生成AI導入によるビジネス影響(収益性とコスト構造)と技術実現性の観点を踏まえて、最適なユースケースを特定
- プロダクトマネジメント:最小限のプロトタイプで仮説を検証することによって、最短で答えを導くプロダクトマネジメントを提供

おもな提供ソリューションは以下の通り。
- AIプロダクトの仮説検証支援:AIが解決すべき真の課題をデザインの専門性に基づいた、さまざまなリサーチ方法で特定UXデザインと技術検証を組み合わせ、実現可能性の高い仮説を設定
- AIプロダクトの体験設計:AI機能がユーザーにとって直感的で使いやすいものとなるよう、UI/UXデザインを通じて最適な体験を設計
- AIプロダクトのデザイン開発伴走支援:プロトタイプ制作から本開発まで、スピーディで高品質な開発を伴走
- AI価値探索/組織浸透ワークショップ:組織での継続的なAI活用と定着を促すべく、開発に関わるメンバーに対するワークショップやトレーニングを提供
Goodpatch AXは、以下のような課題の解決を支援する。
- ユーザーが抱えている本質的なペインが特定できず、価値検証の精度が上がらない
- 理想のAI体験を描けないまま既存プロダクトに機能追加し、ユーザーのアクティビティ向上につながらない
- 既存業務の傍らで新規事業開発を行っており、プロジェクトのスピードが遅い
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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