アイティクラウドは、同社の運営するB2B向けIT製品/SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview(アイティレビュー)」における掲載レビュー数が、累計15万件を突破したことを12月10日に発表した。
ITreviewは2018年10月の開設以来、実利用者の声を集めることによって企業のIT導入における意思決定を支援している。2025年8月には、AI市場の拡大に合わせてAI関連製品を集約した「ITreview.AI」を公開し、AI搭載SaaSのレビュー掲載を強化した。
あわせて、レビューの透明性を高めるべく、審査プロセスへのAI導入も開始した。不自然な表現やガイドライン違反の検知などをAIが補助し、審査スタッフによる目視確認と組み合わせることで、より信頼性の高いレビュー提供を実現している。
サービスのローンチから7年間で、レビューを投稿した企業は6万社超に達し、さまざまな業種、幅広い職種におけるIT製品・ITサービスの利用実態を、15万件のレビューとその周辺データから閲覧できる。

投稿されたレビューのカテゴリー内訳は以下の通り。「情報共有」や「ERP」など、幅広い現場の声が寄せられている。
- 情報共有:ビジネスチャットやオンライン会議など、コミュニケーション基盤として欠かせない製品への評価が最多
- ERP、マーケティング:会計・人事などの基幹業務から、CRM・MAツールなどの営業・マーケティング実務まで幅広く蓄積

レビュー投稿企業の規模は、従業員数20名未満から1000名以上まで幅広く、企業規模を問わず「リアルな体験談」が寄せられた。

レビュアーの職種・役職の内訳は以下の通り。
- 職種:情報システム職が最多。一方で営業、マーケティング、経営層からの投稿も増加傾向にある
- 役職:一般社員の投稿が約4割に対し、課長や部長、経営者といった「役職者」のレビューが5割超を占める

ITreviewのレビュー数15万件突破を記念した特設サイトでは、これまでITreviewを支えてきてくれたことへの感謝を込めた記念キャンペーンが開催されている。第1弾では2026年1月4日までの期間、普段利用している製品のレビューを投稿すると、掲載順に応じて最大2000円分のAmazonギフトカードがもらえる。
この記事は参考になりましたか?
- ProductZineニュース連載記事一覧
-
- ITreview、レビュー掲載数15万件を突破。AI導入で審査プロセスの「透明性」向上へ
- AIで速く作り、UXで正しく導く。グッドパッチが語る「意思決定を支える改善プロセス」
- 『いちばんやさしいCX経営の教科書』著者が登壇。CX実践者向け読書会、12月18日開催
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
