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7割の企業が「顧客理解」を錯覚、CULUMUが新規事業の失敗要因を探る調査レポートを公開

 STYZが運営するインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」は、新規事業開発における顧客理解の実態と失敗要因を分析したホワイトペーパー「事業を迷走させる顧客理解という幻想」を、4月10日に公開した。あわせて、調査で明らかになった課題を解決し、事業を社会実装へと導くための全7回のウェビナーシリーズを、4月22日から順次開催する。

事業を迷走させる顧客理解という幻想

 同調査は、売上高100億円以上の企業で直近5年以内に新規事業開発に携わった579名を対象に、2025年12月に実施された。結果によると、72.3%の企業が「顧客を十分理解している」と回答する一方で、事業の失敗要因として「市場ニーズの欠如」が最多の30.1%に上り、企業側の思い込みが浮き彫りとなっている。

顧客理解の自己評価と実態

 レポートでは、フェーズが進むにつれて自己評価が急落する「顧客理解の錯覚」を指摘。単年黒字化を達成したプロジェクトは約10%に留まるものの、成功企業は特定のユーザーに対する「N=1定性リサーチ」を重視し、定量データと定性調査を往復しながら意思決定の精度を高めている実態が判明した。

定量と定性の往復による意思決定

 これらを受けて開催されるウェビナーシリーズでは、実践的な手法を3つの切り口から紹介していく。「調査の深掘りと業界特化アプローチ」では、IT・家電や金融・保険業界特有の罠を解説。「インクルーシブデザイン」の回では、特定のN=1から価値を広げる「カーブカット効果」を紐解く。さらに「社会実装プロセス」の回では、PoC(実証実験)で停滞する壁を越え、サービスデザインの実践知を共有する。

 各ウェビナーは4月22日から24日にかけて開催され、参加費は無料。リサーチ設計の習得や、新規事業の成功率向上を目指す担当者に向けた全7プログラムの詳細は、Peatixのイベント一覧から確認できる。

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