Deskrexは、AIリサーチエージェント「Snorbe(スノーブ)」のクローズドアルファ版の一般提供を5月26日に開始した。

Snorbeは、「調査が、創発になる。」をコンセプトに開発されたエージェンティックAI。論文や特許、ニュース、社内資料などの調査結果を意味空間やナレッジグラフ、文字列インデックスとして蓄積し、独自の探索アルゴリズムで未調査の領域(ホワイトスペース)を自動的に検出する。対話を重ねるほどエージェントが文脈を記憶し、過去の調査と新しい情報を結びつけることで、調査担当者自身も気づいていなかった切り口やアイデアを浮かび上がらせる。
具体的な機能として、関連する情報が自動的にグループ化されるコミュニティ分類により、調査の全体像を俯瞰できる。特許調査における競合が手薄な技術領域の発見や、論文調査における先行研究の引用ネットワークからの研究テーマ特定などが可能。毎日使うたびにエージェントの記憶が蓄積されるため、新しい調査を始める際も、過去に調べた業界動向や競合情報と比較した指示を行える。
あわせて、米Anthropicが提唱するフォーマットに基づく、Markdown形式の業務手順書「スキル」を搭載する。スキルには特許分析や論文サーベイ、市場調査、競合分析といった業務ごとに、調査の設計から情報収集、分析、レポート出力までの手順が定義されており、調査者の経験やスキルに依存せず一定水準以上のアウトプットを再現できる。公式スキルとして、論文や研究調査、特許検索、市場・投資データ調査、政府統計、ドキュメント処理の領域に対応した調査手順を提供する。
また、OpenAIやAnthropic、Google、xAIのAIモデルに対応しており、調査の工程に応じて自動的に最適なモデルを選択できる。計画立案には高精度モデル、キーワード抽出には軽量モデルといった使い分けを行うことで、コストと精度のバランスが自動的に最適化される。さらに、日次や週次、月次での自動調査実行とメール通知機能、チーム間での知識共有機能、社内環境向けのセルフホスト構築にも対応している。

そのほか、Claude CodeやCodexといった外部のAIエージェントから呼び出せるスキルも用意。自社で構築したAIエージェントからSnorbeのリサーチ機能を呼び出すことで、記憶機能やナレッジの蓄積・探索を外部サービスとして利用可能とし、Snorbeを「エージェントのための外部記憶」として機能させられる。
主な活用領域には、研究開発部門での特許や論文の分析、営業企画部門でのターゲット顧客探索、新規事業開発部門でのアイデア探索、クリエイティブ領域、コンサルティングなどが想定される。同社がこれまで培ったAIリサーチツール開発やBPOの知見に基づき、調査プロセスそのものを構造化して組織の知的資産として蓄積・活用できるツールとして開発された。なお、今回の提供に合わせ、カスタムスキルの作成やリサーチ業務の代行を行う導入支援キャンペーンを実施している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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