ビープラッツは、同社の主力製品であるサブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats(ビープラッツ)」を刷新し、「Bplats Platform Edition v3」として10月に提供を開始することを発表した。
これまで同社は、3か月ごとに「Bplats」のバージョンアップを行っていたが、今回の刷新は従来のバージョンアップサイクルと超えて行われ、メジャーバージョンアップ版として位置づけられる。現行の「Bplats Platform Edition v2」は、随時新バージョンに置き換えられていくと想定されている。
Bplats Platform Edition v3では、
- “つながる”仕組みである「Bplats Connect(ビープラッツ コネクト)」
- わが国における各種法令への対応
- Bplatsが収容・運用されるクラウド環境の高度化・効率化
といった機能群の開発に重点を置く。
具体的には、スマートビルやスマートシティも視野に入れた事業者間の共創モデルにおける、「企業間でのサブスクリプション商材の取引」への期待の強まりを受けて、Bplats Connectに関係する機能群を大幅に強化する。
また、各種法令への対応としては、6月1日に施行された特定商取引法の改正に適合し、従来Bplatsで提供してきたサブスクリプションの契約における契約情報や請求情報のオンライン化・いつでも確認可能な契約変更や解約のルールの提示と簡単な手続きといった仕組みを、利便性を損なうことなく法令遵守の安心感をもって事業者が引き続き利用できるようにした。また、2023年4月を目処に改正電子帳簿保存法、適格請求書保存方式(インボイス制度)にも順次適合していく。
さらに、Bplatsの導入が進み、社会におけるサブスクリプションインフラとしての側面が強まる中で、Bplatsが収容される環境の安定や監視の高度化、“つながる”仕組みによって増加するそれぞれのBplatsのバージョンアップや運用にかかる時間と労力の圧縮といった課題を解決すべく、集中管理ツールであるBplats Hubを開発してコンテナベースの運用管理や各種自動化を基軸に、多数のBplatsを効率的にマネージすることを可能にした。これによって、事業者間の新たなデジタル流通を実現する共創モデルが発展する中で、指数的な増加が予想されるBplatsの導入環境数においても、破綻なく維持・運用できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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