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SmartHRが「New Relic」を全社導入。SLOの計測・可視化で“開発スピードと信頼性”の両立へ

 New Relicは1月28日、SmartHRが同社のオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を導入したと発表した。SmartHRにおけるエンジニア全員でプロダクトの信頼性を高めるためのSRE(Site Reliability Engineering)実践基盤として活用される。

 SmartHRでは、これまでスピード重視で開発が進められてきたが、事業拡大に伴い信頼性維持の重要性が増大。2024年9月のシステム障害を機に、テクノロジーマネジメント本部のSREユニットが中心となり、信頼性向上への取り組みが急務となっていた。

 しかし、当時2名体制だったSREユニットが20以上の全プロダクトを直接運用するのは困難だったため、各プロダクトチーム自身がSLO(サービスレベル目標)を計測・運用する「イネーブリング」体制の構築を目指した。その基盤としてNew Relicが選定された理由は以下の通り。

  • Terraformによる設定のモジュール化:SLOの設定を一から行う手間を省くため、Terraformを使って設定をモジュール化(ひな形化)。各チームに提供することで、導入ハードルを大幅に下げることができた。
  • コスト最適化と全社展開:従来のユーザー数ベースの課金から、処理したアクション量に応じた「Compute Capacity Unit(CCU)ライセンス」へ切り替えることで、多数のエンジニアが利用しても費用対効果が見合う体制を整えた。

 導入の効果として、トラブル発生後に対応する「リアクティブな運用」から、データに基づいて予兆を検知し品質を改善する文化への変革が進んでいる。また、信頼性に関する議論が「肌感覚」から「データ(ファクト)」ベースへと移行し、定量的な意思決定が可能になったという。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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