DearOneは、同社が提供する国内最大級の伴走型アプリ開発サービス「ModuleApps2.0」として共同開発したアプリが、6月時点で累計9000万ダウンロードを突破したことを、6月20日に発表した。
同社は、日本のスマートフォン黎明期である2011年10月から、ModuleAppsを用いたアプリ開発支援サービスを開始しており、2021年9月にはアプリのグロースを目指してリリース後もクライアントと伴走するModuleApps2.0にサービスをリニューアルしている。
ここ数年は、スマートフォンの普及とともにアプリを用いたデジタル会員証が浸透したことが、アプリダウンロード数の増加に大きく寄与し、2023年に入ってからは3密を避ける対策やユーザーとのリアルの接点の代わりとなるデジタル接点を増やしたいという企業のニーズが高まり、アプリの導入を検討している企業からの問い合わせが急増したという。
2022年11月には、累計アプリダウンロード数が8000万件を突破したが、それ以降もホテル業界、自治体、ホームセンター業界、アパレル業界、小売業界、イベント業界などで活躍する大手企業を中心に、数多くの企業の公式アプリを共同開発してきた。ModuleApps2.0では、これらの企業に対して会員証やポイントカード、プリペイドカードのデジタル化といったユーザー体験の向上や、プッシュ通知機能を用いた情報発信による来店頻度の向上効果をもたらしている。
さらに、近年は企業のデジタルマーケティングに対する理解が深化し、各種デジタルマーケティングツールを用いて自社製品・サービスのユーザー行動を分析し、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)の向上を図りたい、というニーズが増加傾向にある。同社はそういったニーズに対応すべく、日本国内での総合代理店として扱っている行動分析ツール「Amplitude」をModuleApps2.0に標準搭載した。
AmplitudeのModuleApps2.0への搭載によって、アプリ上でのユーザー行動をより精緻に把握することが可能になり、リテンションやコンバージョンを増やすための分析、示唆出しが容易になっている。
ModuleApps2.0は、実店舗を運営している企業や自治体を対象にした公式アプリ開発サービス。「モジュール」と呼ばれるあらかじめ開発した豊富なアプリ機能(サンプル・雛形)から、必要な機能を組み込むことで自社オリジナルの公式アプリを短期間で開発できる。また、オーダーメイドによる柔軟な開発にも対応するとともに、アプリリリース後もグロースを目指して、顧客と一緒に伴走するサービスとなっている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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