ユニコーンファーム 代表取締役CEOの田所雅之氏による著書『「起業参謀」の戦略書』(ダイヤモンド社)が、1月31日に全国の書店・オンライン書店で発売された。四六判・584ページで、税込価格は2970円。
「スタートアップ」という言葉は一般的にスタートアップ企業と捉えられているが、本来は事業を速やかに成長させることであり、これは事業会社の新規事業にも当てはまる。
「スタートアップする」際に重要なことは「一時の勢いで勝つだけではなく、長く勝ち続ける仕組みを作ることだ」と田所氏は同書で述べている。どれほど優れた起業家・新規事業担当者でも1人の力では勝ち続けられない。事業・企業が大きく成長するためには起業家のかたわらでそれを支える存在が欠かせないと考えられている。
同書は、これまでに起業家や事業開発を支援する起業参謀(スタートアップアドバイザー)を計150名以上輩出してきた講座「SAA(Startup Advisor Academy)」の内容が凝縮された一冊。スタートアップを成功に導く「5つの眼」と23のフレームワークが詳細に解説されており、スタートアップや事業開発の支援者がすぐに実行・実践に移せる内容となっている。
同書の構成
- はじめに なぜ、起業参謀が必要なのか?
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第一部 起業参謀の概念、思考法やプロセス編
- 第1章 起業参謀の価値とは
- 第2章 最大成果を上げる要諦とプロセス
- 第3章 起業参謀に必要な5つのケイパビリティ
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第二部 起業参謀として活躍するために必要な「5つの眼」のフレームワーク編
- 第4章 PFMFを目指すための「鳥の眼」を身につけるフレームワーク
- 第5章 変化し続ける顧客心理を捉えるための「虫の眼」を身につけるフレームワーク
- 第6章 勝ち続ける仕組みを作るための「魚の眼」を身につけるフレームワーク
- 第7章 メタ認知力を高めるための「医者の眼」を身につけるフレームワーク
- 第8章 圧倒的行動量を引き出すための「人(伴走者)の眼」を身につけるフレームワーク
- おわりに 起業参謀がスタートアップの道を照らす
同書では、起業家が広い視野を持ち、さまざまな角度から事業を見ることを助けるために起業参謀が身につけ提供すべき「5つの眼」について解説されている。
「SAA」とは、5カ月間でスタートアップアドバイザーになるために必要な以下を習得できるコホート学習(コミュニティ学習)を提供する講座。
- 体系化されたメソッド
- メンタリング力を高めるワーク
- 同期や卒業生や専門家とのネットワーク
オンライン、オフラインを含めた100時間以上の講義を受講でき、350本超の動画、1万枚以上のスライドへのアクセスも可能となる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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