はじめに
前回の記事では、クイックに短期ロードマップを立てるプロセスを紹介しました。このプロセスの中でもあったように、未来の設計を行う上でユーザー像を言語化しチーム内での認識を合わせることは非常に重要です。しかし、チーム全員が同じユーザー像を見て開発を進められているケースは意外と少ないのではないでしょうか。実際のプロダクト開発を支援する際にも、この課題についてはよく耳にします。
本記事では、このような課題の解決に役立つ「UXマスター」を紹介します。UXマスターとは、プロダクトとユーザーについての仮説をまとめたもので、グッドパッチがさまざまなクライアントを支援する中で編み出し、独自で名付けた手法です。プロダクト開発を行う上で「元となるUX情報」という意味合いで「UXマスター」としています。ぜひ参考にしてみてください。
「UXマスター」とは、プロダクトとユーザーに関する仮説をまとめたもの
はじめにUXマスターの概要を紹介します。前述の通り、UXマスターとはプロダクトとユーザーに関する仮説をまとめたもので、内容としては大層なものではありません。日頃プロダクト開発やプロダクトデザインに関わっている方なら、特に違和感なく理解できる内容だと思います。具体的な項目例は、以下の通りです。
- プロダクトの提供価値
- 対象ユーザーのペルソナ・課題
- ユーザー体験の流れ
- ユーザーの成長ステップ
![プロダクトの提供価値](http://d3kqjh0d0ujjwo.cloudfront.net/static/images/article/2529/2529_11a.png)
![ターゲットユーザーのペルソナ、課題(1)](http://d3kqjh0d0ujjwo.cloudfront.net/static/images/article/2529/2529_02a.png)
![ターゲットユーザーのペルソナ、課題(2)](http://d3kqjh0d0ujjwo.cloudfront.net/static/images/article/2529/2529_03a.png)
![ユーザーの体験の流れ(1)](http://d3kqjh0d0ujjwo.cloudfront.net/static/images/article/2529/2529_04a.png)
![ユーザーの体験の流れ(2)](http://d3kqjh0d0ujjwo.cloudfront.net/static/images/article/2529/2529_05a.png)
![ユーザーの成長ステップ](http://d3kqjh0d0ujjwo.cloudfront.net/static/images/article/2529/2529_06a.png)