永和システムマネジメントは、日本全国各地を巡ってScrum Inc. 認定スクラムマスター研修を開催する、「アジャイルアンギャ」を行うことを4月22日に発表した。
Scrum Inc. 認定スクラムマスター研修は、スクラムの創始者の1人であるJeff Sutherland博士が開発したトレーニングで、世界各国で共通の教材を使って最新のスクラムの知識を提供している。
永和システムマネジメントでは、Scrum Inc. 認定スクラムマスター研修を、同社が日本においてアジャイルソフトウェア開発を実践する中で得た、現場の知恵を独自コンテンツとして盛り込んだ形で2021年10月から提供しており、2023年10月には初となる合宿型の研修を福井市内で開催した。
今回、開催が発表された「アジャイルアンギャ」は、日本全国でのアジャイル推進者の仲間作りを目的としており、開催地の参加者はもちろん他の地域からも参加者が訪れることによって、非日常的な空間で新たなつながりや創発を生み出すことを目指す。さらに、日本全国を巡ってそれをつなげていくことで、単一の地域だけでは解決が難しかった課題の解決を目標として掲げている。
現時点では、8月29日・30日にワーキングスペース「enun」(島根県松江市)、9月26日・27日に永和システムマネジメント本社およびグランピング施設「ルポの森」(福井県福井市)で開催されるほか、福岡県福岡市での開催も決まっており、以降は年間4〜6都市での開催を計画する。
税込の参加費は、通常コース(福井県以外の都市)が22万円、合宿コース(福井県のみ)が27万5000円。なお、通常コースに参加する場合は参加者自身が宿泊予約を行う必要がある。
研修では、アジャイル関連の書籍執筆やイベント登壇の経験が豊富なコーチがトレーナーを務め、アジャイルに関する一般的な質問に加えて、現場における個別の相談にも対応する。16名以下の少人数クラスで実施し、反転授業の形式を採用しているため事前に映像を用いた学習を行い、当日はトレーナーから一方的に伝えるコンテンツは最小限にして、チームでのエクササイズや対話がメインとなる。オンサイトならではの模擬体験やゲームを通してスクラムを学び、懇親会やウォーキングといった参加者同士の親睦を深めるためのイベントも企画する。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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