GMOリサーチ&AIは、同社の開発した調査テンプレートを利用して手軽に調査が実施できる「パッケージ型調査サービス」の第1弾として、新規事業開発向けの調査サービス「GMO Ask for 新規事業開発」の提供を5月14日に開始した。
「パッケージ型調査サービス」は、同社の有する調査知見を活かして作成した調査テンプレートとAI技術の活用によって、高品質ながら低価格かつスピーディーな調査を実現する。
調査の要である調査設計から、オプションの扱いとなることが多いレポーティングまで、調査プロセスのほぼすべてをカバーするとともに、調査テンプレートの作成や結果の分析といったさまざまな部分でAIを活用しているため、低価格での提供を実現した。プロが監修した調査テンプレートを利用しているので、商材・サービスをテンプレートに当てはめるだけで調査票の作成が可能で、初心者でも簡単に本格的な調査を実施できる。調査票はテンプレート化されているほか、調査プロセスのさまざまな部分にAI技術を取り入れることで、人が考える時間、手を動かす時間の削減を可能にしており、依頼からレポート納品まで最短1週間というスピーディーな納品を実現している。
今回提供が開始された「GMO Ask for 新規事業開発」は、事業会社の新規事業開発部門やスタートアップ向けのパッケージ型調査サービスであり、「認知度計測モジュール」「コンセプト評価モジュール」「競合ベンチマークモジュール」の、3つのテンプレートを用意する。
「認知度計測モジュール」は、自社ブランド・サービスが市場内でどの程度浸透しているかを確認する調査で、現状をもとに注力すべき課題を明らかにすることによって、施策策定に役立つ。認知状況、興味度、利用状況、満足度といった基礎情報や意識情報に加えて、購入や利用の実態を把握できる。
「コンセプト評価モジュール」は、商品コンセプトの評価理由(利用者ニーズに合っているか、関心が示されるか、魅力や強化すべきところはどこか、改善点はないかなど)を確認することを目的とした調査で、調査結果を通じてアイデアが持つ可能性や問題点を明らかにし、より実現性が高く、効果的な製品やサービスへの改善を可能にする。
「競合ベンチマークモジュール」は、他社の事例を基準として自社の経営方針や商品を評価・比較して改善に役立てる調査。他社事例を参考にして、強みを活かした差別化戦略の策定や弱みの克服につなげることができるほか、自社と他社の状況を比較することによって、自社の経営戦略や製品などの効果的な改善につなげられる。
税別の利用料金は35万円から。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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