STYZの運営するインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」とGinger Design Studioは、「IoTプロトタイピングサービス」の提供を7月10日に開始した。
IoTプロトタイピングサービスは、多様なユーザーを巻き込んだ製品開発プロセスによって、ユーザーとの継続的な対話を通じて真に必要とされる機能と使いやすさを追求し、インクルーシブなプロダクト開発の実現を目指している。
CULUMUの広範なリードユーザーとのネットワークを活用して、障害者や高齢者、外国人といった多様なユーザーの声を製品開発に反映しており、エクストリームユーザーの視点を取り入れることで、従来見落とされていたニーズを発見し、より包括的な製品設計を実現する。
Ginger Design Studioの専門である、デザインとエンジニアリングを同時並行で進める「デザインエンジニアリング」アプローチによって、ユーザーの声を反映したプロトタイプを迅速に作成でき、ビジネス立ち上げやプロダクトにおけるPoC検証・開発の効果的な実現を可能にしている。
CULUMUの4000以上のNPO・NGOとのリレーションを活かしたリードユーザーとの共創の場を設計し、得られたインサイトとGinger Design Studioのデザインエンジニアリングの専門性を組み合わせることで、迅速にIoTプロダクトのプロトタイピングを実現する。この独自のアプローチを通じて、多数のユーザーのニーズに応えるインクルーシブなIoT製品の開発を実現している。
作り手だけでなく、通常の開発プロセスから排除されていたユーザーも含めた共創が行われ、物理的、心理的なアクセシビリティの向上に注目して、誰も取り残されないイノベーションを生み出すことを目指し、IoTプロダクトの開発において多様な視点が反映され、社会全体の多様性と包括性を反映した製品を実現できる。
おもな提供対象は以下の通り。
- 新製品やサービス開発において、ユーザー中心のデザインと技術を融合させたプロダクト開発を求めている人
- 新しい技術やアイデア、PoCの可能性を迅速に検証し、プロトタイプを作成して実際の使用環境でテストしたい人
- 障害者や高齢者、外国人など、多様なユーザーのニーズを考慮して製品を開発し、市場の拡大と社会的価値の創出を同時に目指している人
- 自社製品のアップデートを、多様な視点を取り入れて実践したい人
- 4000以上のNPO・NGOとのネットワークを活用して、社会課題と製品開発を両立したソリューションを開発したい人
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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