DNX Venturesは、B2B SaaSスタートアップの創出を加速させる新たなベンチャースタジオ「DNX Studio」をローンチしたことを、11月1日に発表した。
DNX Studioは、3〜6か月の短期集中型創業プログラムを通じて、新規スタートアップの創業と既存の投資先スタートアップの新規事業開発を支援する。
同創業プログラムは、アメリカにおけるベンチャースタジオの先駆者である、High Alpha Innovationとの協働によって同社の体系化された起業のプロセスとDNXのSaaS投資経験を活用し、アイデアの具体化から初期顧客獲得までのプロセスを伴走していく。
DNX Venturesの10年以上にわたるSaaS投資経験と、投資担当者それぞれのスキルやスタートアップ経営経験を活かして、起業家の志を実現可能なビジネスモデルへと昇華させる。業界分析から事業アイデアのブラッシュアップ、資金調達まで、すべてのステップで起業家とともに夢の実現に向けて伴走する。
プログラム期間中は、DNXのオフィスがあるインキュベーションオフィス・コミュニティ「SPROUND」が提供され、志を同じくする起業家たちとの交流機会にも参加できる。プログラム完了時に創業アイデアが確立できた場合には、DNXシードファンドから最大5000万円の出資が検討されるほか、DNXの幅広いネットワークを活用して、アイデアの仮説検証に必須となる顧客ヒアリングのための、企業とのマッチングを実現する。
さらに、High Alpha Innovationとの提携によって世界最先端の創業メソッドを提供し、事業創出のメソッドだけでなくアメリカの成功事例や最新トレンドも研究・分析することで、成功確度の向上につなげる。
あわせて、新規起業家だけでなく既存投資先企業のセカンド・マルチプロダクト開発のための、既存スタートアップの新規事業担当者も受け入れて支援を行う。既存顧客フィードバックの分析や隣接領域のニーズ調査を通じて、既存事業の強みを活かした新規事業を構想する。
11月22日19時からは、DNX VenturesのオフィスSPROUND(東京都港区)において、起業を検討している人、投資先の新規事業を担当している人を対象にした、DNX Studioに関するオンライン/オフライン説明会が開催される。当日は、DNX Venturesの日本代表である倉林陽氏がプログラム創設の想いや、ローンチ前のエピソード0に参加した起業家の体験談を、DNXメンバーがDNX Studioのプログラム詳細を紹介する。参加にあたっては、事前登録が必要。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア