PR TIMESが運営するカスタマーサポートツール「Tayori」(タヨリ)は6月29日、外部システムとのデータ連携を可能にするAPIを公開した。フォームに届いた問い合わせ内容やFAQの更新情報を、Slackなどのビジネスチャット・タスク管理ツール・顧客管理システムといった既存の業務ツールへ自動連携できる。
Tayoriはこれまで生成AIを活用した「AIチャットボット」「FAQのAI検索」など自己解決を促す自動化機能を提供してきた。しかし現場では「フォームで受け付けた問い合わせを別システムへ手作業で転記している」「FAQを更新してもチームへの共有が追いつかない」といったツール間の分断が残っていた。今回のAPI公開は、Tayoriに蓄積したデータを“閉じた箱”にとどめず外部の業務システムへ流し込み、後工程を迅速化する取り組みとして位置づける。今後は生成AIとの連携に向けたMCPの実装も検討するとしている。
API連携の主なユースケースは4つ。フォームの問い合わせをタスク管理ツール(Jootoなど)へ自動起票し、「問い合わせ→担当割り当て」「法務申請→契約確認」といった後工程を効率化する機能、ビジネスチャット(Slack・Teams・Chatworkなど)へ通知先や担当者のメンションを設定して共有する機能、CRM(Salesforceなど)の活動履歴に問い合わせ内容を転記する機能、FAQの公開・更新をビジネスチャットへ即時通知してナレッジをチーム全体へ共有する機能を備える。
APIはエンタープライズプランで利用可能。同プランでは発行できるAPI数は3つ、月あたりのリクエスト数は300まで。リクエスト数に制限をかけずに利用する場合は月額4万200円の上位プランが必要で、ユーザー数50名まで対応する。導入の構築が困難な場合は有償の導入支援も受け付ける。
API公開について、執行役員 兼 Tayori事業部長の竹内一浩氏は「どれだけ賢いAIがあっても、利用するシステムと安全につながる窓口がなければ本当の自動化は見えてこない。APIはその基礎的な土台になる」とコメントした。
Tayoriは2015年から提供するカスタマーサポートツールで、アカウント数は7万を超える。FAQ・AIチャットボット・フォーム・チャット・アンケートの5機能をノーコードで構築・運用でき、詳細は公式サイトで案内されている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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