Relicは、社内起業・企業内新規事業を楽しみつつ体験・学習できる、業界初となるボードゲーム「イントレプレナー・オンボーディング」の提供を、5月19日に開始した。税込価格は7000円で、6月30日まではクラウドファンディングサイト「未来ショッピング Powered by ENjiNE」にて、3000円からで提供している。
イントレプレナー・オンボーディングは、これまで3000社・1万5000件以上の新規事業に携わってきた同社の新規事業開発や人材育成の知見と、「マーケティングタウン」など著名ボードゲームを手がけたボードゲームクリエイターである山本龍之介氏の、ボードゲーム開発における経験やノウハウをかけ合わせて共同制作された、業界初の新規事業体験学習型ボードゲーム。
“より多くの人に新規事業や事業開発に挑戦するきっかけや機会を生み出し、新規事業やイノベーション創出を通じて日本経済を活性化させたい”との想いから、新規事業を“気軽に・本格的に・楽しく”学ぶことができ、事業開発人材の創出・育成につなげるべく開発に至った。
プレイヤーは、とある会社の事業部の社員として新規事業開発チームに参加し、上層部による「既存の製品/サービスではこれ以上の収益拡大を望めない」との判断を受けて、所属している事業部主導でまったく異なる領域の新規事業を生み出すことになる。イントレプレナー(社内起業家)として思考と試行を繰り返し、さまざまなトラブルを乗り越えて意義のある新規事業を創出することを目指す。
ゲーム中での新規事業開発は、以下のような3つのフェーズ
- アイデアを考える「構想」段階
- 製品・サービスを実際に提供する「事業化」段階
- 事業を大きくする「成長/拡大」段階
と、それに紐づく6つのプロセスで構成されており、3つのフェーズを順番に完成させつつ、イントレプレナーに必要な知識を学んでいく。
プレイヤーは、フェーズ/プロセスの完成に必要なリソース(人材・モノ・予算・情報)を集めながら、売上を最大化させることで勝利を目指し、最終的に完成させたフェーズ/プロセスに置かれているリソースの数と売上の合計で勝利するプレイヤーが決まる。
リソースは、自身のターンで止まったマスやイベントカードの効果によって獲得が可能で、売上はフェーズの完成や予算リソースの利用(投資)によって獲得できる。勝利するには、実際の新規事業と同様に、スピーディに事業推進して売上を最大化させることが重要となる。
イベントカードには、フェーズ/プロセスごとに実際に起こり得るイベントやトラブルが記載されており、新規事業開発の現場において頻発するリアルな経験をもとに設定されているため、実際の新規事業のおもしろさや難しさの疑似体験が可能となっている。
ゲームの序盤において、プレイヤーは複数ある事業アイデアの中から1つを選ぶ必要があり、事業アイデアごとにフェーズ/プロセスの完成難易度が異なり、難易度が高いほど事業化に多くのリソース(人材・モノ・予算・情報)が必要となる一方で、完成した際に得られる売上も大きくなる。事業アイデアによってとるべき戦略が異なるので、何度もプレイすることでさまざまなイベントを経験でき、新規事業開発に関する知識を深められる。
なお同社は、法人向けにイントレプレナー・オンボーディングを活用した新規事業ボードゲーム研修も提供している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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